「バオ バオ」類似デザイン問題でイッセイ ミヤケとバルコス社が和解、ハナアフの対象商品は製造販売中止に

バルコスの公式サイトで掲載されていたハナアフの「Aries Neo」(2019年6月時点)

バルコスの公式サイトで掲載されていたハナアフの「Aries Neo」(2019年6月時点)
「バオ バオ」類似デザイン問題でイッセイ ミヤケとバルコス社が和解、ハナアフの対象商品は製造販売中止に

バルコスの公式サイトで掲載されていたハナアフの「Aries Neo」(2019年6月時点)
イッセイ?ミヤケ(ISSEY?MIYAKE?INC.)が、バッグブランド「ハナアフ(Hanaa-fu)」を展開するバルコス社に対して昨年6月に起こした訴訟について、和解が成立したと発表した。
イッセイ?ミヤケは、ハナアフの「アリエス?ネオ(Aries?Neo)」「サルカ?ス?ネオ(Sargas?Neo)」「アルコル?ネオ(Alcor?Neo)」の3商品についてデザインが「バオ?バオ?イッセイ?ミヤケ(BAO?BAO?ISSEY?MIYAKE)」のバッグと類似していると指摘。不正競争防止法違反などを理由に、バルコス社に対して製造、販売および輸出入などの差し止めを求める仮処分を東京地方裁判所に申請していた。バルコス社はイッセイ?ミヤケの主張に対し、「全くの事実誤認」と反論。デサ?インコンセフ?トおよびハ?ック?の形態が根本的に異なると見解を示していた。
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東京地方裁判所はハナアフの3商品について販売の行為が不正競争防止法に違反するとして、イッセイ?ミヤケの主張を認める旨の判断を示した。両社は和解協議を重ねた結果、バルコスが3商品の製造、販売、輸出入を中止する内容で和解した。
イッセイミヤケは本件について「当社の主張が裁判所において概ね認められたことは、広く知られたデザインにフリーライドする不正競争行為の範囲を確認する上で、意義のある結果であると考えています」とコメントしている。
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