アメリカの化粧品小売大手の「セフォラ(Sephora)」が、即日配達サービスを運営するInstacartとパートナーシップ契約を締結した。
パートナーシップではInstacartの物流網を活用し、セフォラのオンラインで商品を購入し、配送オプションを選択すると最短1時間で商品の受け取りが可能。最短配送の利用時は注文の総額35ドル以上の注文を対象とし、利用時は3.99ドルの追加料金がかかり、それ以下の場合は配送料が異なる。なお、Instacartのメンバーシップに登録していれば無料で利用可能。現在カリフォルニアとカナダの一部の店舗で実施しており、今後数週間のうちに400以上の店舗に拡大する予定だ。セフォラはこのほかKlarnaとの業務提携で後払い決済の選択肢を広げ、インスタグラム(Instagram)のショッピング機能を導入するなど、Eコマースの売上拡大に注力している。
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セフォラ以外にも、コティ(COTY)もデジタルデリバリーサービスを展開するGoPuffとのパートナーシップ提携を今年8月に発表し、「カバーガール(Covergirl)」「リンメル(RIMMEL)」「サリーハンセン(Sally?Hansen)」「サンバム(Sun?Bum)」といった傘下ブランドの商品を対象に、注文から最短30分のスピード配送を実現。また、セフォラの競合である「ウルタビューティ(ULTA?Beauty)」は、5月からカーブサイドピックアップを導入しており、注文した商品を最短で当日駐車場で受け取れるサービスを開始するなど、アメリカ国内の化粧品業界では新型コロナウイルスの感染拡大以降、配送スピードの強化や商品の受け取り方法の多様化を進める動きが活発化している。
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