TSIホールディングスが、2021年2月期第2四半期(2020年3月1日~2020年8月31日)の連結業績を発表した。売上高は562億7000万円(前年同期比32.1%減)、営業損益は104億6900万円の赤字(前年同期は1億6400万円の黒字)、経常損益は96億4200万円の赤字(同7億6900万円の黒字)とし、親会社株主に帰属する四半期純損益は144億3400万円の赤字(同10億5300万円の黒字)に沈んだ。
業績不振の理由について同社は、新型コロナウイルスの感染拡大によって低迷し、緊急事態宣言が5月25日に解除されたものの、経済活動の回復には至っていないためと説明。入国制限によるインバウンド需要の回復も見込めず、先行きの不透明な厳しい状況が続いている。既存事業では価格競争に巻き込まれない市場価値の高いブランドとして、スニーカーを扱う「アンディフィーテッド(UNDEFEATED)」、ストリートブランドの「ステューシー(ST?SSY)」、アウトドアファッションの「アンドワンダー(and wander)」が特色を活かしたアイテムを展開して収益力の拡大を目指したほか、EC事業で店頭オンライン接客を開始するなど店頭とECの連携の強化を促進し、売り上げの増加に努めたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響は大きく、アパレル関連事業の売上高は545億8800万円(前年同月比31.2%減)と大幅に減少した。
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また、未定としていた2021年2月期の通期連結業績予想を発表。売上高は1322億円(前年同期は1700億6800万円)、営業損益は178億円の赤字(同7000万円の黒字)、経常損益は167億円の赤字(同18億5100万円の黒字)、親会社の所有者に帰属する当期純利益は5000万円の黒字(同21億8100万円の黒字)と予想している。
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