「ギンザ?タイムレス?エイト」(2019年9月撮影)
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【2020年10月7日追加】三陽商会の大江伸治社長が決算説明会で不採算事業の「ラブレス」と「キャスト」の2事業について「収益事業化の目処がつかなければ躊躇なく撤退する」とコメントした。決算説明会の記事はこちら
三陽商会が2021年2月期第2四半期(2020年3月1日~8月31日)の連結業績を発表した。売上高は153億2800万円(2019年1月1日?6月30日は297億3500万円)、営業損益は57億1200万円の赤字(同8億6300万円の赤字)、経常損益は57億3800万円の赤字(同8億2700万円の赤字)とし、親会社株主に帰属する四半期純損益は66億4800万円の赤字(同6億600万円の赤字)に沈んだ(※2020年2月期は決算期変更に伴う14ヶ月の変則決算)。
業績不振の理由として同社は、新型コロナウイルス感染症の影響から実店舗では一般家庭の外出自粛やインバウンド需要が大幅に減少したことなどを挙げた。増加した在庫品の圧縮や、新規商品仕入高のコントロール、EC販路の強化などに取り組み、EC販路では施策が奏功し順調に売上高を確保したが、主販路の百貨店を中心に運営する実店舗では休業および来店客数が減少し、売上高が大幅に減少。販売費及び一般管理費に関しても人件費の抑制、不動産賃貸料の減額交渉などの削減に努めたが、営業損失は拡大したという。
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また、未定としていた2021年2月期の通期連結業績予想を発表。売上高は380億円、営業損益は85億円の赤字、経常損益は96億円の赤字、親会社の所有者に帰属する当期純損益は35億円の赤字と予想している。同社は、4期連続で最終赤字を計上しており、今期で5年連続での赤字決算となる見通し。広告宣伝費、販売促進費の効率化に努めるほか、「ラブレス(LOVELESS)」や「キャスト:(CAST:)」をはじめとする店舗を集約し、今期中に160の不採算売場から撤退することで販売関連経費の削減を進めるという。
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