Image by: FASHIONSNAP
「イッセイ?ミヤケ(ISSEY?MIYAKE)」の新プロジェクト「TADANORI?YOKOO?ISSEY?MIYAKE」が、「DAIKANYAMA?T-SITE?GARDEN?GALLERY」で10?23?から25?まで開催する特別展のプレビューを開催した。
TADANORI?YOKOO?ISSEY?MIYAKEは、2012年春夏シーズンから2019年秋冬シーズンまでイッセイ ミヤケのデザイナーを務めた宮前義之の退任後初となるプロジェクト。1年以上前から準備を進め、「エイポック(A-POC)」によるものづくりを行ってきた宮前とそのチームが、1977年からパリコレクションの招待状を手掛けるなどブランドと関わりの深い美術家の横尾忠則とともに、衣服の可能性を追求する。「TADANORI?YOKOO?ISSEY?MIYAKE?0」では、性別を問わず着用できるブルゾンをキャンバスに置き換え、横尾の作品をそれぞれ7色の糸のジャカード織りで細部まで表現。見た目とは反した軽さが特徴で、リバーシブルの仕立ては生地の裏側に興味を持った横尾の視点から採用された仕様だという。首元や袖口には、宮前の服作りの代表的な技術のひとつであるスチームストレッチの素材を使用。「花嫁」「お堀」「よだれ」「ターザンがやってくる」など、横尾のエネルギッシュな8作品を取り入れた8型を展開する。
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特別展の会場では、1998年に誕生したエイポックの歴史を知ることができる動画や本と共に、初プロジェクトの全容を公開。全8型のうち5型を、裁断前のジャカード地と共に展示することで、エイポックの技術により一枚の布から一着が仕立てられていることがわかる。アフロやリーゼントなど様々な髪型のマネキンは、今回のために3Dプリンタを用いて製作したという。ブルゾンは10月23日から特別展会場近くにある「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISS? ISSEY MIYAKE)」の代官山店で販売するほか、11月13日にイッセイミヤケ 船場店、11月20日に京都店で取り扱いを開始する。
宮前は新プロジェクトについて「イッセイミヤケと密接に関わってきた横尾さんの作品とエイポックの技術を通して、『イッセイミヤケとは?』を改めて考えて表現した」とコメント。初めて発表したブルゾンはスタート地点として「0」と題しており、今後はシーズンレスにアイテムを製作していく予定で、次の新作発表は2021年に予定しているという。
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