花王の"第二の皮膚"技術を応用した初のメーキャップ製品が登場、肌の極薄膜によりシミを美しくカバーする下地発売

BEAUTY

エストバイオミメシスヴェールフィクサー

Image by: 花王

　花王が、極細繊維を直接噴きつけることで自然な積層型極薄膜を肌表面に形成する新技術「ファインファイバー（Fine?Fiber）技術」を応用した「バイオミメシス?ヴェール」の関連商品から初のメーキャップアイテムとして、化粧下地「バイオミメシス?ヴェールフィクサー」を、花王の「エスト（est）」とカネボウ化粧品の「センサイ（SENSAI）」から2021年3月5日に発売する。

　グループは2018年に、肌の動きに柔軟に追随し、肌表面を均一になめらかに整える性質を持つ積層型極薄膜の形成技術を開発。身体の様々な部位にフィットする薄いヴェールを自在に形成可能で、化粧品製剤と合わせて使うと化粧品が肌に均一に広がるとともに、持続性を高められる"第二の皮膚"として話題となった。2019年12月にファインファイバーテクノロジーを応用した初の製品として、専用機器「ヴェールディフューザー」、化粧水「ヴェールポーション」、美容液「ヴェールエフェクター」を発売した。

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花王が極薄膜を肌の表面に形成する「ファインファイバー技術」開発

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　同社ではベースメイクでシミをカバーする際に「厚塗りになる」「シミ部分にベースメイクがうまくのらない」といった悩みがあることに着目した研究で、シミ部分には色の差に加えて、皮溝形状もシミのない皮膚と異なっており、ベースメイク化粧料の塗布時にムラができていることを解明。シミをより美しくカバーするため、ヴェールディフューザーで肌にヴェールポーションを吹きつけて極薄膜を作り肌をなめらかに整え、ヴェールフィクサーを重ねた上にファンデーションを塗ることで密着力と持続力を高められる。ヴェールディフューザーで吹きつけた極薄膜を形成する繊維の構造中に、ファンデーションの粉体が均一に保持され、ムラになりにくく肌と一体化するように密着するため、自然にシミが隠せるという。価格はいずれも税別6000円。

最終更新日: 2020年11月04日