
(出典元:BOSIDENG Tmall)

(出典元:BOSIDENG Tmall)


今年も中国で最も物が売れる日ダブルイレブン(独身の日)がおとずれ、このトレンドを作り上げたアリババグループの天猫Tmallの4982億元(7.6兆円以上?※集計期間:11月1日0時-11日24時)や京東JDの2715億元(4.15兆円以上?※集計期間:11月1日0時-11日24時)を始めとして、凄まじい数字が並ぶ結果となった。
昨年までの天猫Tmallのダブルイレブン(独身の日)は11月11日に日付が変わった2,3時間の間で売上全体の40%以上を獲得するのが一般的だったが、今年の天猫Tmallは開催タイミングが分かれ長期化し、購入の波が11月1日(第一波)と11月11日(第二波)の2回に分かれる結果となった。
ブランドによっては、11月1日に売上のピークを持っていったブランドも少なくない。
また、ライブコマースの盛り上がりが続いており、天猫Tmallや京東JDなどのECプラットホーム内のライブコマースだけでなく、中国版TikTokである抖音などのライブストリーミングアプリからの流入やライブストリーミングアプリ内でのコマース機能の拡充なども目立った。
UNIQLOや資生堂、SK-Ⅱなどの日本ブランドの活躍も注目、報道される一方、大きなトレンドになってきているのは中国国内ブランドの台頭だ。
今回、1億元以上売れているブランドのうち、80%以上が中国ブランドだと言われている。
その中で、ファッション分野での影響力が強く、メンズファッションカテゴリでもUNIQLOに次ぐ上位売上と報道された中国ブランドが波司登(Bosideng)だ。昨年2019年、ダブルイレブン(独身の日)オンラインの売上は8億元(120億円以上)に達し、オフラインも含めた全販売チャネルでの売上は10億元(150億円以上)を突破した。
今年は陈伟霆や杨幂などのスター級のタレントをイメージキャラクターに起用し、10月21日にスタートした天猫Tmallでのダブルイレブン(独身の日)の「前売りトップブランドランキング」では、レディーズ、メンズともに1位にランクインするほどの結果となった。
今年のダブルイレブン(独身の日)のイベントにおいて、前述したライブコマースは欠かせない存在となった。
中国はもともとライブコマースやライブストリーミングに強い国ではあったが、新型コロナウィルスCOVID-19問題の発生によってその重要性がさらに増し、波司登(Bosideng)もこの大イベントに向けて、新たな表現方法を模索してきた。
今回特筆すべき点は、なんといってもバーチャルキャラクターだ。社員の勤務が比較的難しい時間帯を中心にバーチャルキャラクターを配置し、24時間の生配信を可能とした。バーチャルキャラクターはリアルな司会者と同様に商品の特徴やお薦め情報を発信し、24時間体制で購入確率を上げていく結果となった。
毎年新しい売り方開発が生み出されながら、数字の上でも成長を続けていくダブルイレブン(独身の日)と中国ECマーケット。
今後も今回の波司登(Bosideng)のような新たな取り組みに注目が集まり続けていく。
兒玉キミト
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