Image by: 藤井保
ネットフリックス(Netflix)が、映画監督 是枝裕和とタッグを組み、新作映画と連続ドラマを制作することを発表した。是枝監督はコメント映像の中で「連続ドラマを1本と、今までの規模とは違う大きな映画を制作している」と話し、「劇映画とは違う魅力をふんだんに盛り込んで楽しい作品にしたいと思っている」と意気込みを語った。なお両作品のスタッフ、キャストは現時点では明らかになっていない。
是枝裕和は1962年東京都生まれ。映画「海街diary」や「そして父になる」などの話題作を発表。2018年には映画「万引き家族」で日本人監督作品として21年ぶりにカンヌ国際映画祭パルムドール賞を受賞し、国内外で高い評価を受ける日本人監督として知られている。
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連続ドラマでは是枝は総合演出として携わり、シリーズの数話を担当。若手監督を巻き込み1つの連続ドラマを作り上げるという。是枝は自身の制作スタイルとして「必ずしも映画だけをやり続けてきたわけじゃないし、これからもそのつもり」とした上で「一番やりたいのは連ドラだった」と説明。「僕がやりたい連続ドラマを、国内の民放地上波で実現できるかというと難しかった」と続け、ドラマ撮影にあたって大掛かりなセットを組んでいることを明かした。是枝監督は「若手の監督たちを巻き込んで一緒にやっていくスタイルが取れること。国内マーケットを視野に入れていたら組めないような大規模なセットが組まれた現場を、20代30代の監督たちが経験できるのは素晴らしい」とネットフリックスとタッグを組んだ経緯と魅力について語った。
また劇場公開と配信の共存に関して「今までのしがらみから離れて、新しい作家が新しい作品を生み出すチャンスになっているのは間違いない。そのことは僕にとってもプラスだ」と自身の考えを述べた。
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