アツギ公式サイトより
ストッキングやタイツを展開するアツギが、子会社であるアツギ東北の業務終了に伴い、国内生産を終了することを発表した。国内生産は2022年5月末をもって終了し、今後のグループの生産機能は中国工場に集約する。
アツギは、新型コロナウイルス感染症の拡大により、インバウンド減や在宅勤務の拡大により同社主力商品であるストッキングの急速な需要減少を招いたことなどから、2019年3月期以降の業績において最終赤字が続いていた。これを受け、需要減少に伴う稼働率の低下やコスト割高などにより採算悪化が続いているアツギ東北の生産業務終了を決めたという。
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今後は、同社グループの中国子会社である煙台厚木華潤靴下有限公司および厚木靴下(煙台)有限公司の2つの工場に生産業務を移管。生産体制の最適化を図り、更なる製造原価低減を実現し、黒字化達成を目指す。なお、アツギ東北の従業員は約610人が在籍しており、今後の取り扱いについては労働組合との協議を経て決定するという。
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