山下智久が表紙を飾る「SENSE」最新号
センス社が発行するメンズ雑誌「SENSE(センス)」が6月9日発行の7月号をもって定期刊行月刊誌としての発行をやめるのが話題になっている。「SENSE」は2000年に守谷聡社長兼編集長が創刊して以来実に22年間にわたり発行を続けて来た。「独立系」のメンズ誌としてはそれなりに評価もされて来ている。
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別表に2006年以降に休刊した主だったメンズ雑誌をまとめてみた。特に時期的に集中しているということはなく間断なく雑誌の休刊が続いているという感じである。コロナ禍になって広告の出稿も減っているし、デジタル広告への移行も進んでいるので厳しい環境だろうが、意外にもメンズ誌の休刊は、コロナ禍に入ったここ2年では、さほど多くない(上掲休刊メンズ雑誌一覧表参照)。むしろそれ以前の2018年、2017年に集中しているようだ。その理由について、ある出版社幹部は「コロナ禍で雑誌市場に生存できる雑誌数には限りがある。ここ2年間で休刊が少なかったのは、さすがに新雑誌創刊がなかったためだろう」と冗談まじりに語っている。それはともかく死屍累々という感じでメンズ雑誌が休刊している。それは大手出版社、独立系問わずである。やはりメンズの雑誌市場がさほど大きくないにもかかわらず過当競争であることが第一の理由に挙げられるだろう。特に、40代以上の購読は激減しつつある。まだまだメンズ雑誌に限らず雑誌の淘汰は進んで行きそうである。紙からwebマガジンへの移行が進んでいることもその要因に数えられているが、早くもwebマガジンの淘汰が始まっているという恐ろしい観測があることも御紹介しておく。
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