オンワード「カシヤマ」が中国への出店を強化　オーダーメイドの需要拡大

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KASHIYAMA 南京金陵店

IMAGE by: オンワードホールディングス

　オンワードパーソナルスタイルが展開するオーダーメイドブランド「カシヤマ（KASHIYAMA）」が、中国での出店を強化している。8月18日に江蘇省の省都である南京市にオープンした「KASHIYAMA 南京金陵店」に続き、年内に江蘇省無錫市や山東省青島市など5つのエリアに新店舗のオープンを予定している。

　中国では、オーダーメイドの需要とともに品質にこだわったアイテムのニーズが高まっているという。サイジングからスーツのノウハウまで総合的なカウンセリングを行うカシヤマの売上が好調に推移している。30代男性からのオーダーが多く、売れ筋の傾向として日本の店舗と同様、濃紺やチャコールグレーの2ボタンが人気を集めている。カジュアルウェアで出勤する中国のビジネスマンは会議やセレモニーといった場でスーツを着用するため、購入頻度は低い一方で、単価が高い傾向にある。また、カシヤマを着用してもらうきっかけとしてオーダーシャツを打ち出すマーケティング戦略を推進していることから、売り上げ構成は日本の店舗と比べてシャツの比率が高いという。

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　カシヤマは南京金陵店のオープン以前に大連エリアに2店舗、瀋陽エリアに1店舗、上海エリアに3店舗を出店。南京金陵店が中国7店舗目となる。新店舗は、南京市の中心街の地下鉄駅から徒歩5分に位置する国営ホテル内に入居。近隣には中国で売上規模2位を誇る「徳基広場」などの商業施設やオフィスビルが立ち並んでおり、ビジネスパーソンやショッピング客に向けて、メンズおよびウィメンズのオーダーメイドアイテムを提案していく。