ガブリエラ?ハーストのインスタグラムより
「クロエ(Chloé)」が、クリエイティブディレクターのガブリエラ?ハースト(Gabriela Hearst)が同職を退任すると発表した。9月28日に発表予定の2024年春夏コレクションが同氏による最後のコレクションとなる。
ガブリエラ?ハーストはウルグアイ出身。2003年にニューヨークに移住後、2015年に自身の名を冠したブランドを立ち上げた。自身のブランド「ガブリエラ?ハースト」では父から引き継いだウルグアイの牧場で生産するウールやカシミヤなどをコレクションに使用しているほか、世界初のカーボンニュートラルなランウェイショーをニューヨークで開催するなどエシカルなブランドとして知られている。2019年1月にはLVMHグループが擁する投資ファンド「LVMH LUXURY VENTURES」の出資を受けた。
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在籍期間は約3年。クロエはハーストがクリエイティブディレクターとして「クロエがミッション主導型企業への変革を推進する上での重要な役割を果たしました。メゾンの持続的な成長期を監督し、彼女のクリエイティブなヴィジョンは、創業者ギャビー?アギョン(Gaby Aghion)から受け継ぐfemale-forwardのレガシーを進化させ、更に拡大させました」としている。
クロエのリカルド?ベッリーニ(Riccardo Bellini)CEOは「ガブリエラは、クロエに大きなエネルギーとダイナミックでクリエイティブなヴィジョンをもたらし、ビジネスの目覚ましい成長に貢献し、メゾンのストーリーに力強い新たなチャプターを刻みました。情熱、行動力、価値観といった彼女自身の多くをクロエにおけるミッションに注いでくれたこと、そして常に創業者の理念に忠実でありながら、より責任ある未来を形作るというメゾンの意義ある進化に向け、揺るぎないコミットメントを果たしてくれたことに、心から感謝したいと思います」とコメント。
親会社リシュモングループのファッション&アクセサリー部門を率いるフィリップ?フォルトゥナート(Philippe Fortunato)CEOも「ガブリエラとそのチームがクロエにもたらしたヴィジョンと献身、将来の成長のための強固な基盤の構築、そしてファッションにおけるサステナビリティのために、クロエがインスピレーションを与えるメゾンであることを祝福したいと思います」と感謝の意を述べている。
ハーストは「私のクリエイティブなヴィジョンを共有し、心から愛してやまない素晴らしいメゾンであるクロエのストーリーに私の声を加えることができたことを、心から名誉に思います。そして、素晴らしいチームの一員であったことに感謝しています。ファッションにおける目的主導の未来のために強力な基盤を築き、チーム一丸となって、人と環境を第一に考えるビジネスとデザインの視点を発展させるという前向きな変化を成し遂げたことをとても誇りに思います」とコメントを発表し、「創業者ギャビー?アギョンのインスピレーションに満ちた遺産のもと、メゾンに独自の貢献をしてきた強力な女性リーダーの歴史を持つメゾンはほとんどありません。私は、妥協のない品質基準を代表し、私たち全員の相互の繋がりを尊重することを信条としています。クロエで成し遂げた仕事に、私自身が力づけられ興奮を感じると共に、女性には何でもできるということ、しかもそれを楽しむことができるという明確なメッセージを残したいと思っています」と続けた。
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