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デザイン誌「デザイン＆ピープル」が創刊　Takramの田川欣哉ら22人が寄稿

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　デザイン会社コンセントが、デザイン誌「デザイン＆ピープル（DESIGN AND PEOPLE）」を創刊した。第1号の刊行を記念したイベントを、8月11日に青山ブックセンター本店で開催する。創刊号の価格は税込2750円で、今後は年に1回の発行を予定している。

　デザイン＆ピープルは、様々な領域でデザインと関わる専門家たちが語る、自身の仕事と生活やデザイン哲学に関しての「対話とエセー」を通して、当事者目線からデザインの在り方を探る。“デザイン”の領域が多角化する昨今、問題の複雑化により、顔の見えない協業や分断が増加している状況を受け、対話を通してデザインの在り方や、人と人、産業と産業の関係性を改めて見直し繋ぎ直すきっかけになることを目指す。

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　創刊号のコピーは「デザインは主語じゃない」。同誌は、対話とエセーで語られているすべてのテーマを平等に扱う、という編集方針から特集形式を取らず、同書の冒頭に掲載されたTakramの田川欣哉による対話篇のタイトルから引用した。約30年デザイン関連書を扱ってきた同誌編集長の吉田知哉は今回のコピーに対して「デザインは人の営為のための構造に過ぎない、主語でも目的でもない。あらゆる問題に対して万能薬になるという、安易な礼賛はしたくない。人が豊かに生きていくためにどう資するか、そこだけに立ち返りたい」とコメントしている。

　田川をはじめ、創刊号にはデザイン研究者の佐賀一郎やグラフィックデザイナーの林規章、建築家の光嶋裕介、装丁家?編集者?ライターの長田年伸、グラフィックデザイナーでアートディレクターの脇田あすから22人が対話やエセーを寄稿した。

　発売を記念して実施されるトークイベントには、Takramの渡邉康太郎、佐賀一郎、脇田あすか、サービスデザイナーの赤羽太郎が登壇し、編集長の吉田がモデレーターを務める。先着80人が参加でき、参加費は税込1540円。青山ブックセンターのイベントページで申し込みを受け付けている。

【連載：キボウの消費】02 デザインエンジニア田川欣哉「五感の領域さえデジタルが担うかも」

FASHIONビジネス

??「DESIGN AND PEOPLE｜Issue No.1 デザインは主語じゃない」
発売日：2023年8月4日（金）
著者：田川欣也、大﨑優、永井玲衣、長谷川敦士、渡邉康太郎、佐賀一郎、光嶋裕介、赤羽太郎、長﨑陸、小橋真哉、枌谷力、加川大志郎、増川信夫、家内信好、林規章、吉田知哉、脇田あすか、室賀清徳、長田年伸、萩原健太郎、上原哲郎、沖本尚志
仕様：A5、260ページ
Amazon販売ページ
楽天ブックス販売ページ
??イベント「DESIGN AND PEOPLE｜Issue No. 1」刊行記念 ABC CROSS TALK 01「デザインと教育、私の場合。教えること、教えられることの──」
開催日時：2023年8月11日（金）　16:00?17:30（開場 15:30）
会場：青山ブックセンター本店　大教室
所在地：東京都渋谷区神宮前5-53-67　コスモス青山ガーデンフロア地下2階
参加費：税込1540円
イベントページ