Image by: Photographer:Simon Veres Private Collection (C) Faye Wei Wei

ハーパーズバザーがアート特別版「ハーパーズバザーアート」を刊行

Image by: Photographer:Simon Veres Private Collection (C) Faye Wei Wei

　ファッション雑誌「ハーパーズバザー（Harper’s BAZAAR）」が、アートに特化した特別版「ハーパーズバザーアート（Harper’s BAZAAR art）」を刊行する。1号目となる2023年12月号は10月19日に発売される。

　ハーパーズバザーアートは、時代ごとに関係性を変化させながらも相互に影響し合い、現在ではその境界線が曖昧になりつつあるファッションとアートの関係性にフォーカス。両者の関係性の変化に注目しながら、日本やアジアで活況のアートシーンに対してラグジュアリーファッションの視点から向き合い、アート界における女性たちの活躍や次世代の才能に光を当てていくことを目指すという。

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　1号目のテーマは、「ART heats FASHION＝アートがファッションを熱くする」。アート界における絵画回帰の動き、ファッション界における原点回帰の潮流をフックに、ファッションとアートの両シーンで期待される国内外の若手アーティストたちを多く取り上げる。特集では、文筆家の内田也哉子が世界のアートシーンを牽引するプラダ財団の最新展示を訪問し、その活動の真髄に迫る。

　このほか、新しく注目されるアートスポットや伝説的なアートコレクターの人生を特集。展示室の作品と屋外の彫刻作品が呼応する軽井沢の「リヒター?ラウム」、2022年に妹島和世と西沢立衛による建築ユニットSANAAが設計を手掛けた新館「北館」をオープンした「ニュー?サウス?ウェールズ州立美術館」など、近年誕生した美術館やギャラリー、そしてアートホテルなど、厳選した16軒を紹介する。

　発売を記念し、誌面に登場した文筆家の内田也哉子が登壇するイベントを10月25日に開催。内田がプラダ財団で感じたことやアートへの思いなどを同誌編集長の小栗裕子氏と対談する。