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M·A·Cが2024秋冬のトレンドメイクを解説 リップスティックを主役にした“耽美で脱構築的”なルック

M·A·Cによる24AWトレンドメイクが施されたモデル

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Image by: FASHIONSNAP

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M·A·Cが2024秋冬のトレンドメイクを解説 リップスティックを主役にした“耽美で脱構築的”なルック

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 「M·A·C(メイクアップ アート コスメティックス)」が2024年秋冬のトレンドメイクアップを発表した。「クランベリーメイク(CRANBERRY MAKEUP)」「パールスキン(PEARL SKIN)」「クライングブラッシュ(CRYING BLUSH)」「クワイエット?グランジ(QUIET GRUNGE)」をキーに、マキシマムかつ脱構築的な美学を感じさせるルックが新勢力として台頭。会場では各ルックのハウツーが、M·A·Cシニア メイクアップアーティストの池田ハリス留美子氏らによるメイクデモンストレーションで解説された。

 M·A·Cは1984年のブランド創設以来、ファッションシーンと密接に関わり世界のランウェイトレンドをけん引し続けてきた。今季もニューヨークを始め、ロンドン、ミラノ、パリと、ファッションウィークではM·A·Cのトップアーティストたちがバックステージを駆け抜けた。今シーズンは従来のビューティの概念が取り払われ、不完全でグランジの空気感が漂うルックが象徴的に登場。池田氏は、「ランウェイに退廃的な雰囲気を与えるメイクアップが代表的だった」と語り、「主役級のリップメイク」「エクストリームな肌作り」「マキシマリズム」といったキーワードを打ち出した。

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 クランベリーメイクはモノクロ映画と1920年代のスタイルをイメージ。完熟したクランベリーのようなカラーのリップメイクを主役に、退廃的なムードが漂う表情を演出。上唇は山を強調し、下唇は縦幅にボリュームを出すことで、シネマティックでシャープなムードを作り上げる。会場ではM·A·C ナショナル アーティストの山田昌美氏がメイクアップを実演。「マキシマル シルキー マット リップスティック」の「シン」(税込4620円、8月9日発売)と、「リップペンシル」の「マホガニー」でリップメイクを完成させた。アイメイクはリップと同色の限定パレット「オータム コレクション アイシャドウ パレット スパークリング ベリー」(同6930円、8月9日発売)で作り込まれた。また山田氏によると、「今シーズンはクランベリーメイクに合わせ、ファム?ファタール(運命の女、魔性の女)からインスピレーションを受けた真紅のリップメイク『チェリーリップ(CHERRY LIPS)』もトレンド」だという。

 今年の春夏から注目されている肌のトレンド「パールスキン」は勢いが加速し、生っぽいツヤ肌から18世紀の肖像画のように優美かつ豪華なパールスキンに進化。池田氏は「引き算のベースメイクから、足し算で派手な“マキシマリズム”に変化した」と解説。池田氏はこのパールスキンに、チークトレンドである、目の下から涙を流しているように縦にチークを入れるクライングブラッシュ、90年代のグランジスタイルにクワイエット?ラグジュアリーのエッセンスを効かせたクワイエット?グランジを合わせてメイクアップを実演した。肌は美容液「ハイパー リアル セラマイザー」で土台を作り、下地「ライトフル C+ ティンティッド プライマー SPF45」、ファンデーション「スタジオ ラディアンス セラム ファンデーション」を重ね、フェイスパウダー「M·A·C ミネラライズ スキンフィニッシュ」の「ライトスカペード」でツヤを与えた。頬骨からこめかみ、顎先、鼻筋、目頭と首筋、耳にはブラシでフェイスパレット「スカルプト & グロウ デュオ ハイライト & コントアー パレット」のハイライトをオン。さらに鎖骨や手の甲にまでハイライトでツヤを足すことで豪華なパールスキンを作った。クライングブラッシュとしてチーク「グロー プレイ クッショニー ブラッシュ」の「ブラッシュ, プリーズ」を黒目の下から逆三角形にフェードアウトするように塗り広げ、リップは唇から人中まで「グロー プレイ テンダートーク リップバーム」の「フェイバリット」を指でポンポンと重ねた。またアイメイクはクワイエット?グランジとして、アイペンシル「アイコール」の暗めのプラムカラー「プルネラ」を使用。まつげの部分にラフかつランダムに乗せた後ソフトにぼかし、さらに下まぶたの目尻からこめかみあたりまで色を伸ばすことで、ラフで無秩序な雰囲気の中に洗練さを与えた。

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トレンドプレゼンテーション会場の様子

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肌は「パールスキン」、チークは「クライングブラッシュ」、アイは「クワイエット?グランジ」でメイクアップ

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「クランベリーメイク」でメイクアップ

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