米国ニューヨーク拠点のスタートアップNiloom.aiは今年6月、AR/VRコンテンツ制作プラットフォームのβ版をリリースした。
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同プラットフォームは、ソフトウェアとハードウェアに依存せず、多様なデバイスに対応。生成AI技術を活用しており、誰でもノーコードで高度な空間コンピューティングコンテンツを制作できる。
AR/VR制作の弊害
昨今、ARやVRといった技術が普及しているが、コンテンツ制作には技術やコストが必要だ。
制作の際にはプログラミングスキルを持つエンジニアの助けを借りなければならず、高いクオリティを目指す場合はそれだけの費用がかかってしまう。Niloom.aiはこの壁を取り払うことで、創造の自由度をさらに高めることができる。
キャラや音楽を直感的に生成可能
Niloom.aiのプラットフォームは生成AIを搭載しており、クリエイターはテキストや音声で指示を与えるだけで、キャラクター、3Dモデル、背景、効果音などを自動生成できる。
シーン、キャラクター、オブジェクトに「ロジックを追加」すれば、複雑なストーリーを作れるだけでなく、タッチや手のジェスチャー、口頭のコマンドなど、ユーザーインタラクションを強化することも可能。
なお制作したコンテンツは、ARグラスやVRヘッドセット、スマートフォンアプリなどに即時公開できる。
エンジニアの手を借りずにコンテンツを制作するために
Niloom.aiの創設者兼CEOで、AR/VRアーティストとしても知られるAmir Baradaran氏は、祖父が詩人という、ストーリーテラーの家系で育った。
やがて同氏は、空間コンピューティングの分野に参入し、AR企業のMetaioと協働。Metaioのエンジニア集団の手を借りながら数々のARプロジェクトを成功させた。
しかし、その後MetaioはAppleに買収され、Baradaran氏はコーディングスキルを持つエンジニアたちを失うことになる。誰もが自分の空間コンピューティングプロジェクトを作成できる方法が必要だと考え、Niloom.aiが生まれたという。
ABXR Engineの名で立ち上がったNiloom.aiは現在、世界中のクリエイターの創造力を掘り起こし、AR/VRのコンテンツ制作の可能性を広げている。
参考?引用元:
Niloom.ai
PR Newswire
(文?嘉島亜麻実)
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