「エムエムラフルアー」の商品(2019年撮影)
Image by: FASHIONSNAP
クールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)が、同機構が保有していたMM. LaFleur Inc.(以下、エムエムラフルアー)の全株式について、同社に譲渡したことを発表した。
エムエムラフルアーは、2013年に創業したニューヨーク発のD2Cモデルを採用したファッションブランド「エムエムラフルアー(MM. LaFleur)」を運営。CEOのラフルアー宮澤沙羅とチーフクリエイティブオフィサーの中村美也子が事業を推進しており、日本国産のテキスタイルを使用したアイテムを多く展開している。
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クールジャパン機構は、国内の繊維産業発展に貢献するため2019年10月にエムエムラフルアーに出資。その後、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受けて、2020年9月には日本のテキスタイルの魅力を世界へ発信できる会社として中長期的に成長することを見据え、成長資金を供給するとともに財務基盤のさらなる強化を図ることを目的に追加支援を実施した。
出資後、エムエムラフルアーは山形県の老舗ニットメーカー 米富繊維をはじめとする日系企業8社と連携し、日本のテキスタイルを活用した商品のラインナップを拡大。また2022年には自社ECサイトをグローバルに広げ、アメリカのみならず世界各国に日本の技術やテキスタイルから生み出されるファッションの魅力を発信してきた。
クールジャパン機構は、エムエムラフルアーの事業活動が政策的効果の創出に一定の役割を果たしたことを踏まえ今後の事業方針について協議を行ってきた結果、より同社が機動的に事業を推進していけるようにするため保有するエムエムラフルアーの全株式を同社に譲渡することを決定したという。
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