高知信用金庫は、創業100周年記念事業として、高知県におけるアニメクリエイターやアニメ関連企業の集積による、雇用の創出と地域活性化を目的とした「高知アニメクリエイター聖地プロジェクト」を推進している。同信金ではこのプロジェクトの一環として、中心市街地にアニメ産業を集積し、若者が集う街づくりに貢献するための拠点として、アニメクリエイターラボ複合施設「GEAR」を建設する。
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「高知アニメクリエイター聖地プロジェクト」は、産業デジタル化、クリエイター育成、働き方改革など、「アニメの未来課題」と「高知のミライ課題」を、クリエイティブとデジタルの力で解決を試みるプロジェクトだ。
官民が連携して、アニメクリエイターの育成?発掘?交流を行い、高知ゆかりのアニメクリエイター人口が増えることによって、「企業誘致」「雇用創出」「観光創出」の実現を目指している。
持続的に地域の活性化に寄与することを目指して
「GEAR」の建築デザインは、歯車がかみ合い“力”の伝達により文化を繋ぎ、新しいエネルギーの生まれるような立体造形デザインとなっている。
インキュベーション機能をはじめ、クリエイターラボや発信スペースを併せ持つことで、アニメクリエイターのコミュニティを創出し、さらにそこから様々な活動が生まれ、持続的に地域の活性化に寄与するという、有機的に変容する動きをイメージさせるデザインとなっている。
また、高知市本町1丁目の建設予定地は、高知駅から徒歩圏内かつ電車通り沿いの好立地であり、中心地に位置する産業?文化交流拠点となる発信力のある建築で、アニメなど様々なカルチャーの発信拠点を目指すという。
さらに同施設は、最新技術を用いて文化と産業を創造するアニメクリエイターの聖地(拠点化)となるよう、高知信用金庫のサテライトオフィスも併設され、高知信用金庫が全面的にバックアップするとしている。スタジオ施設やカレッジ機能の創設も予定されており、アニメ人材育成にも資する施設にしようと考えているという。
フロア構成は、1階がイベント?ギャラリースペース、2~3階が高知信用金庫サテライト、コワーキングスペース、共用スタジオ、アニメクリエイター育成施設、4~7階がプロジェクト事務局、インキュベーションオフィス、アニメ関連企業オフィス、8階が屋上、設備棟となる予定だ。
着工予定は9月で、現在建築確認申請中。竣工予定は2027年7月の予定。
この機会にアニメクリエイターラボ複合施設「GEAR」に注目してみては。(yukari)
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