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編集部が実食&推薦するご褒美スイーツ:水曜日のスイーツ Vol.54
水曜日の午後。一週間もちょうど折り返し、そんな時にちょうど甘いものが欲しくなる。長い歴史を持った名店や、原宿と言えばコレ!といった定番スイーツから、最新のスイーツまで表参道?原宿にはスイーツがあふれているではないか。いわばスイーツの楽園と言えるかも。さて、今週食べたスイーツはこちら!
本日のスイーツ:喫茶二十世紀
メニュー:フレンチトースト
食べたもの:
?あつ焼きフレンチトースト 1,500円(税込)
?青いクリームソーダ 900円(税込)
飲食スタイル:イートイン
2023年11月、神宮前2丁目にオープンした「喫茶二十世紀」。モダンな要素を取り入れながらも、昔懐かしい佇まいのこちらのお店。プロデュースしているのは、坂本昌行さん、長野博さん、井ノ原快彦さんからなるグループ?20th Century(トゥエンティース?センチュリー)/通称?トニセンだ。1周年記念を開催しているそうで、合わせて特別メニューも提供中。このタイミングで行かなければ!と完全予約制の難関をクリアしてお店を訪ねた。
予約時間の10分前にお店に到着。入り口のショーケースには、これぞ喫茶店!ナポリタンやトーストといったメニューがずらり。注文する品を決めてきたはずなのに、迷いが生じてしまう魅力的なラインナップ。うんうん悩んでいると、ロゴ入りの扉を開けて、店員さんが迎えに来てくれた。
1階の待合席で注文を済ませると、地下へと案内してくれる。重厚感ある赤いカーペットの階段をくだった先には、地下とは思えない開放感ある明るい空間が出現。今回は1人だったので、白いアーチ型の壁奥にあるカウンター席へと通してもらった。注文からエスコートまで、店員さんの対応が何とも丁寧でスムーズ。
店内に流れる80年代懐メロソングを聴きながら待つこと数分。今回注文した「あつ焼きフレンチトースト」がカウンター越しに提供される。フライパンに乗ったまま熱々で提供されるフレンチトースト、予想以上に大きくて(手のひらを思いっきり広げたくらい)、嬉しさ倍増。
上にちょんと乗ったバターもすぐに溶けてしまう熱々さ。たっぷりのメープルシロップをかけて早速頂きます。
豪快に一口大にカット。ぷるっぷる食感のフレンチトーストは、時間をかけて下ごしらえされたであろうとっておきの柔らかさ。バターとメープルシロップがたっぷり染み込んで、ジュワーっと優しい甘さが溢れてくる。
ドリンクは、1周年記念の「青いクリームソーダ」をチョイス。グラスやコースター、アイスクリームに添えられた旗まで、全てに「喫茶二十世紀」のロゴがあしらわれていて、こだわりを感じる一品だ。
一口飲んでみると、深い青色からは想像できないレモンのような爽やかな酸味がおいしい。シロップたっぷり甘々のフレンチトーストと相性バッチリ。
コーヒーではなく、「青いクリームソーダ」を選んだのが正解だったと気付いたのはこの瞬間。半分食べ進めてもまだ熱々のフレンチトーストに、グラスからすくったたっぷりのバニラアイスをトッピング。ひんやり×熱々、どちらもの甘さが混ざり合って、背徳感ある贅沢なおいしさに。思わず自分のチョイスを褒めたい気分になった。
ボリュームも甘さもたっぷりの喫茶メニュー「あつ焼きフレンチトースト」を完食して幸せな気持ちに。ちなみに、店内が思いの外広いので帰り際に探検していたら、こんなスペースも発見しました。湯船でリラックスしている看板は、2023年に惜しまれつつ閉店した純喫茶「ルーブル」(東中野)から譲り受けたものだそう。
「喫茶二十世紀」を訪れる際はぜひ、喫茶店特有のゆったりとした時間の流れやおいしい食事とともに、トニセンのこだわりが詰まったたくさんの仕掛けにも注目してみて。
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