「アウトドアへのゲートウェイに」　アークテリクス国内最大店舗が新宿アルタ横にオープン

　「アークテリクス（ARC'TERYX）」が、新たな直営店「アークテリクス新宿ブランドストア」の内部をメディア向けに先行公開した。売場面積は684平方メートルで、国内最大規模となる。グランドオープン日は11月30日。

　同店は4フロア構成で、1?3階の各フロアでは、アークテリクスと同ブランドのアーバンライン「ヴェイランス（VEILANCE）」のフルラインナップを展開。1階では、毎月1つのアクティビティにフォーカスを当て、同アクティビティに関連するアイテムをラインナップ。オープン時には、アルパインクライミングにまつわるアイテムを中心に揃える。同フロアの壁やレジカウンターは岩場のようなデザインに仕上げ、ブランドの原点であるクライミングの聖地カナダ?スコーミッシュのチーフマウンテン（Chief Mountain）を表現。ディスプレイにはスコーミッシュの等高線をモチーフにしたデザインを取り入れるなど、豊かな自然を感じることのできるフロアデザインに仕上げた。壁面の「アーティストウォール」では、さまざまなジャンルのクリエイターとタッグを組んだアート作品を展示。第1弾は、銭湯アーティストの田中みずきが廃棄予定のゴアテックス生地に縁起の良い「逆さ富士」を描いた作品を用意する。

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アルパインクライミングをテーマにした1階

Image by: FASHIONSNAP

　2階では、ウィメンズのアパレルとヴェイランス、フットウェア、バックパックを展開。フロア中央には、アルパインクライミングを連想させるオブジェを展示する。3階では、ブランドのアイコンアイテム「アルファ SV ジャケット（ALPHA SVJACKET）」を中心に、アークテリクスの最新技術によって開発されたメンズ商品を揃える。

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2階

Image by: FASHIONSNAP

　4階には、国内初の「ReBIRD? サービスセンター」を設置。アークテリクス東京丸の内ブランドストアと心斎橋ブランドストアの2店舗に併設している「ReBIRD? サービスカウンター」同様、ケアやリペアに関する相談や軽度の修理ができるほか、これまで店頭では受け付けていなかった縫製を要するリペアなど、幅広い修理に対応する。また、洗濯乾燥機を国内店舗として初導入。ゴアテックス製品の洗濯、撥水加工などのケアを提供し、日々のメンテナンスをサポートする。同サービスは、ReBIRD?の公式サイトで事前予約を受け付けている。

4階「ReBIRD? サービスセンター」

Image by: FASHIONSNAP

　また、同フロアにはコミュニティスペース「BETA LOUNGE」も用意。同スペースでは、ゲストを招いたトークイベントなどを予定しており、スタッフと顧客、また顧客同士のコミュニケーションの場として活用する。また、完全予約制のコンシェルジュサービスも展開。各アクティビティに合った製品の選び方や使用方法について、専門知識を持つスタッフに相談することができる。

　アークテリクスは今月、神戸のブランドストアを移転リニューアル。同店は、ブランド発祥の地であるカナダ?コーストマウンテンのように山や海などの自然に囲まれた立地に位置しており、ブランドとの高い親和性を持つ店舗として展開している。それに対し、都心の一等地である新宿駅前への出店について、担当者は「新宿が都市部とアウトドアフィールドを繋ぐターミナル駅であること」を理由に挙げた。新宿は、高尾山へと乗り入れる京王線や、箱根までを繋ぐ小田急線、高速バスが多数乗り入れるバスタ新宿や鳩バスなど、ライトなアウトドアアクティビティを楽しむ多くの人にとっての中心地であることから、さまざまな目的で行き交う人に向けて、アウトドアの魅力を伝えながら「アウトドアへのゲートウェイ」となる新たなフォーマットの店舗としてサービスを拡充させていくという。