ワークマンが2025年夏向けの製品発表会を開催し、外部エネルギーを断熱する「エックスシェルター(XShelter )」の新作と、「冷房服」と呼ばれるペルチェベストのアップデート版を、熱中症対策アイテムとして発表した。
現在、厚生労働省は労働環境における熱中症対策を強化しており、2025年6月からは各企業に熱中症対策が義務化されることになっている。ワークマンはこれを受け、作業現場で着用されるワークウェアを中心とした熱中症対策ウェアの販売拡大を狙う。
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Image by: FASHIONSNAP
今回、熱中症対策の主力製品として発表したのは、エックスシェルターとペルチェベストの新作だ。エックスシェルターは、高い断熱効果を発揮する新素材を用い、外部環境を無効化する“無感覚ウェア”として2024年秋冬に登場。秋冬向け製品は、「断熱シート」と「発熱わた」を組み合わせて防寒性を高めていた。
今回発表した夏向けのエックスシェルターは、熱中症の要因となる気温、湿度、輻射熱、風に対応するために、表側に外部エネルギーを軽減化する特殊酸化チタン融合ポリエステル糸、裏側に内側の水分を拡散し気化熱で生地の温度を下げる多層疎水性ポリプロピレン糸を用いることで、内側の湿気と水分を瞬時に外側に逃す骨格3次元構造を実現。遮熱、UVカット、速乾、気化熱など、暑熱対策に有効な14機能を備えた素材として打ち出す。





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2025年夏シーズンでは、「暑熱」と「超透放湿」の2つのカテゴリーを展開する。「エックスシェルター暑熱ジャケット」(2900円)をはじめとする「暑熱」シリーズは、外部の熱を遮断したうえで、持続的な冷却効果を実現。ワークシーンだけでなくアウトドアやスポーツシーンでも着用可能な半袖シャツ(2500円)やショートパンツ(2500円)、キャップ(980円)などを揃える。

















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「超透放湿」シリーズでは、「エックスシェルター超透放湿レインジャケット」(5800円)を用意。開発担当者によると、同製品の70000g/m2/24hという透湿度は一般的なアウトドアウェアのスペックを大きく凌いでおり、数値上は1時間に3リットルの汗をかいても問題ない透湿性を備えているという。登山などのアウトドア向け「トレックモデル」と、釣り向け「オーシャンモデル」の2型をラインナップする。








「エックスシェルター超透放湿レインジャケット」トレックモデル
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2024年夏の大ヒットアイテムとなった「ウィンドコアアイス×ヒーターペルチェベストPRO」は、1万9800円という価格は据え置きつつ、大幅に機能を強化した。これまで3つだったペルチェデバイスを5つに増やすことで、冷却?温熱効果を向上。また、バッテリーを大幅に小型化し、着用感と携帯性を高めたほか、ダイアル式のアジャスターを調節することで、ペルチェデバイスの位置を変更できるようになった。











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