フレームと絵画の関係性に着目、「エンダースキーマ」がアーティスト 山田康平の個展を開催

Kohei Yamada “Untitled”, 2025 Oil on paper 50 x 49.9 x 8 cm
Image by: ? Kohei Yamada. Courtesy of Taka Ishii Gallery / Photo: Kenji Takahashi

Kohei Yamada “Untitled”, 2025 Oil on paper 50 x 49.9 x 8 cm
Image by: ? Kohei Yamada. Courtesy of Taka Ishii Gallery / Photo: Kenji Takahashi
フレームと絵画の関係性に着目、「エンダースキーマ」がアーティスト 山田康平の個展を開催

Kohei Yamada “Untitled”, 2025 Oil on paper 50 x 49.9 x 8 cm
Image by: ? Kohei Yamada. Courtesy of Taka Ishii Gallery / Photo: Kenji Takahashi
「エンダースキーマ(Hender Scheme)」が、「物々交換」をコンセプトとしたギャラリー「隙間」で、アーティスト 山田康平による展覧会「支える軽さ」を開催する。会期は4月19日から27日まで。
山田は1997年大阪生まれ。2020年に武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻を卒業し、2022年に京都芸術大学修士課程美術工芸領域油画専攻を修了。現在は東京を拠点に活動している。主な個展に「borderline」(Arario Gallery Seoul/2025年)、「Strikethrough」(タカ?イシイギャラリー/2023年)、「それを隠すように」(biscuit gallery/2022年)などがある。2020年に「CAF 賞 2020」入選、2024年には「BUG Art Award」ファイナリストに選出された。
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同展では、絵を描いた紙を支える“構造”であると同時に、単なる額装にとどまらずに作品の内部に関わりながら別の役割や意味を帯びる「フレーム」に着目。絵画空間における形態や色彩と、絵自体の物質性がどのように関係を結び、成立していくのかを問いかける試みとして構成した作品群を披露する。
エキシビターステートメント
紙作品を成立させるために、どのような支えを選ぶべきか。そのような問いから今回の展示は出来上がった。私の紙の作品は既存のフレームには合わない気がする、それはなぜか。既存のフレームについて考えた時に私は作品を支えるための機能を果たしていると考えている。ぶよぶよの紙でも、何かの落書きだったとしても、フレームとしての支えと、中のボードに接着することで実際描かれたものはピンと張られ、作品として立ち上がってくる。そこに紙という素材が持つ特性(軽さ、薄さ、形、表面の質感、扱われ方)とそこに何が描かれているか(様々な向き)によって、その支えのあり方は決定される。そして、決定された支えは、その紙に描かれたものにとって最適な関係性を発見する。新たに発見された支えの形は、その紙に描かれたもののためだけに機能し、他には適用されない。だが、ひとたびそれが選択されたとき、支えは支えではなくなり、統合されたオブジェクトへと変化する。?
山田 康平
最終更新日:
■山田 康平「支える軽さ」
期間: 2025年4月19日(土)?4月27日(日)
会場:隙間
所在地:東京都台東区蔵前3-11-2 1F
営業時間:12:00?19:00
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