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繊研plus「ダイバーシティー(多様性)を軽視する企業は今の若者にかなり違和感を与えてしまう」。都内オフィス街にある飲食店で昼時に新入社員らしき男女のグループをよく見かけるようになり、先日取材で聞いた言葉を思い出した。日経BPの情報サイト「日経クロスウーマン」元創刊総編集長で、企業で多様性の研修なども行う羽生祥子さんが講演会で話していた。
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内閣府が2月に発表した「男女共同参画社会に関する世論調査」では、職場での男女の地位が「平等になっていると思うか」との問いで、最多の回答が「男性の方が優遇されている」(63.8%)だった。22年の調査では、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」との考え方に、男性の年代別で18~29歳が最も多く「反対」(38.6%)とした。
羽生さんは「若者はジェンダー平等の意識が高い。男性中心の会社には若い男性も引いてしまい人材流出につながる」と話し、「家事?育児?介護といった家庭内のことであっても、ジェンダー不平等が起きていたら職場は放置しないことが重要だ」と強調した。
(衣)
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