I-ne 大阪の新本社
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I-neが、2025年12月期第2四半期決算(2025年1月?6月)を発表した。買収した「トゥヴェール(TOUT VERT)」の奏功で売上高は前年同期比9.9%増の223億2100万円となった。営業利益は、2024年に実施したM&Aによるのれん償却費等の計上により同17.0%減の16億8800万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同25.6%減の9億2300万円となり、増収減益だった。
カテゴリー別の売上高は、主力のヘアケアで「ボタニスト(BOTANIST)」のエイジングケアライン「ルース(ROOTH)」のリニューアルや、「ヨル(YOLU)」の詰め替え品のオンライン展開が伸長したが、中国事業の撤退やヨルの全面リニューアルの市場認知の遅れなどが響き、同10.8%減の126億7000万円となった。なお、オンライン販売は全主力ブランドが前年同期比から増収し、同16.7%増と好調だった。
スキンケアカテゴリーは同432.7%増の43億4000万円と大幅に伸長。約60%を占めるトゥヴェールで、アマゾンやゾゾコスメへの導入、初のオフライン展開など着実に販路を増やし、ブランドとして1?6月実績で過去最高売上を更新。「リンクフェード(WrinkFade)」は定期販売の新客獲得やECでの好調で同38.9%増を計上し、2024年に誕生した「スキンリメド(SKN REMED)」は成長を継続している。
美容家電カテゴリーは同0.3%増の53億円と微増。「サロニア(SALONIA)」は6000円以上の中価格帯商品が同69.4%増と好調で、6000円未満の定番品との比率が4:6となり利益率が改善。特に「スムースシャインヘアアイロン」が寄与した。
なお、トゥヴェールの買収やTTrading(現Artemis)との企業結合などに係るのれん償却額として3億2500万円を計上したことで、利益面の負荷となった。
下期は、ヘアケアカテゴリーで上期の22商品の倍となる44商品を投下予定。ボタニストの新ライン「サンタル(SANTAL)」や、新ブランド「コラジェム(collagem)」も展開する。そのほか、サロニアからは中価格帯商品を含む11商品を発売。第三者機関による日本初の認証を得た新ブランドのローンチも控える。好調なスキンケアではトゥヴェールで新商品に加え、デジタルマーケティングを強化。健康食品やオーラルケアなど新カテゴリーにも力を入れる。
これらの取り組みを踏まえ、2025年12月期通期の業績予想は、売上高が前期比15.1%増の520億円、営業利益が同11.1%増の50億4000万円、親会社株式に帰属する当期純利益が同8.5%減の27億円を見込む。
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