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アパレル業界の全身写真マニュアル 服装?ポーズ?撮り方を実例付きで解説

アパレル業界の全身写真マニュアル 服装?ポーズ?撮り方を実例付きで解説

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アパレル業界の採用では、書類選考にあたって全身写真を求められる場合があります。全身写真は、単なる顔写真だけではなく、全体像からプロポーションや着こなしを見るためのもの。履歴書だけでは伝わりきらないパーソナリティや雰囲気を伝えるための重要な要素です。

全身写真の提出にあたって、「ロゴ入り服ってNG?」「スマホ撮影でも大丈夫?」「アパレル業界特有のマナーって?」といった不安を感じた方もいるのではないでしょうか。

この記事では、実際に選考に使用した全身写真の一例を交えながらそうした不安を払拭。合格につながる全身写真の撮り方や服装、マナーの全てをご紹介します。

あなたらしい魅力を最大限に引き出し、自信を持って選考に臨むためにもぜひ参考にしてみてください。

なぜアパレル業界は全身写真を求めるのか?採用側の本音と評価ポイント

アパレル企業が選考時に求職者の全身写真の提出を求めるのは、①ブランドとの親和性、②ファッションへの感度、③TPOをわきまえた着こなし?といったポイントをチェックするためです。

特に販売スタッフは、ブランドの世界観や魅力を伝える顔であるため、ブランドイメージとのマッチ度が重視される傾向があります。

応募先のブランドとイメージが異なる服装で写真を提出した場合、熱意や志望度が低いと判断されてしまう可能性のあるため、ブランドイメージに合うコーディネートを組めるかが大切です。

また、店頭に立って接客をする以上、販売のプロフェッショナルとしてファッション感度も求められます。

ただ、全身写真と言っても、あくまでも面接のための資料。清潔感や常識はあるかと言った点もチェックされています。

アパレル全身写真の「服装」の選び方

ここでは、全身写真のコーディネートを組む上での注意点やポイントをご紹介します。

「清潔感+企業?ブランド理解」が伝わる服装がGOOD

第一印象で見られる要素は、清潔感や企業?ブランドへの理解です。

洋服にシワやシミなどの汚れ、ほつれがないかはしっかりチェックしましょう。トータルのバランスにもよりますが、スウェットや手入れ不足を感じる靴などだらしない服装は印象が悪くなってしまうので避けた方が無難です。

また、伸ばしっぱなしの髪の毛や寝癖、根本が伸びている髪の毛など手入れの行き届いてない髪も清潔感に欠けるのでNG。洋服以外の細かいところにも気を遣う必要があります。

濃いメイクや髭、カラーコンタクト、帽子、大ぶりなアクセサリーなどに関しては、ブランドイメージやコーディネートに合っていれば問題ないブランドもあります。ただ、アイテムによっては顔や表情が隠れないように注意しましょう。

写真映えする色味や組み合わせ、自分の体型をきれいに見せるデザインの服を選ぶのもポイントです。

応募先のブランドの店舗に行ったり、スタッフのSNSでコーディネートを参考にするなど、応募先のブランドをリサーチし、トレンドを取り入れつつブランドの世界観にマッチするコーディネートにしましょう。

私服の許容範囲は?ブランドロゴ入りはNG?ノーブランドでも大丈夫?

ノーブランドやファストファッションのアイテムでも問題ありません。大切なのは、自分のスタイルでどう組み合わせているかといったその人のセンスの部分です。

ですが、「私服OK」とは「なんでも自由」という意味ではありません。全身写真でも、センスやブランドの親和性が見られるため、自由すぎる服装はマイナス評価にもつながりかねません。

例えば、応募先と異なるブランドのロゴが大々的に入っているようなアイテムや特徴的なデザインのアイテムは避けるのが無難です。

姿勢とポーズと目線:自然体でイメージアップ、好印象を与える秘訣

ここからは、姿勢やポーズなど写真を撮る際の具体的なポイントを実例を交えながら紹介します。

基本の立ち方:プロポーションを美しく見せる黄金比

モデルになりきったようなポージングは必ずしも高い評価につながるとは限らないので、自然なポージングを目指しましょう。ただ、「自然に立つ」は実は一番難しく、意識しないと猫背や棒立ち、重心がバラバラなどになりやすいです。

プロポーションがよく見える立ち方のポイントとして、背筋は真っ直ぐ、頭上を上から引っ張られているイメージで立ちましょう。猫背を防ぎ、清潔感がでます。また、顎を軽く引き、力まずに肩を少し引くと堂々としているように見えます。

正面向きだと、安定感があり定番のポーズとして最適ですが、斜め向きだと、立体感が出て、こなれ感を演出できます。左右で表情が変わる人は自分の得意な角度で撮りましょう。ピースや顔の隠れるポーズや、腕を組むといった一般的に上品とされていないポーズは避けましょう

ブランドによっては、クールな表情でも問題ありませんが、接客の仕事は人柄の良さも大切になってくるため、にこやかな表情の方が好感を持たれやすい場合もあります。もちろん、証明写真とは異なるので、歯が見えるくらいにっこり笑っても問題ありません。

カメラ目線と目線を外した写真、それぞれの印象の違い

就職?転職での全身写真では、「目線の方向」ひとつでも印象が大きく変わります。

カメラ目線は、表情に自信と安定感が出やすく、第一印象をしっかり残したいときに効果的です。一方で、目線を外す場合は、表情や服装に個性を出したい時に効果的です。また、視線を外すことでラフさも出せます。

評価される傾向や使いどころが異なるので、アピールしたいポイントを考えて試してみてください。

手のジェスチャーと位置:不自然さをなくし、洗練された印象に

「手がどこにあるか」でも印象が変わってきます。落ち着きと丁寧さが伝わるため、基本は自然に体の横に下ろすポーズで問題ありません。

ただ、ポケットに手を入れるポーズは、「偉そう」「やる気がない」という印象を人によっては与えてしまう場合もあるので、全体のバランスや雰囲気感を見るようにしましょう。

全身写真を撮る時に押さえておきたい「場所」

全身写真を撮る際の場所は、「明るさ」と「背景」の二つのポイントを意識しましょう

まず、明るさですが、薄暗い場所ではなく自然光や強い蛍光灯の光が入るような明るい場所で撮影するのがポイントです。そのため、屋内より晴れた日の明るい時間帯の屋外がおすすめです。雰囲気や服装が伝わりやすくなります。

屋内で撮影する場合は、照明の真下に立つと顔に影ができてしまうため、老けた印象を与えてしまうことがあります。照明が自分の斜め上に来るようにして撮影しましょう。照明や自然光が入る部屋でできるだけ明るい状態にして撮影するのがポイントです。

屋外での撮影は、逆光にならないよう注意して、太陽の方を向いて撮影するようにしましょう。

次に背景についてですが、基本的には白壁やグレーの壁など、コーディネートが引き立つようなシンプルな背景や建物の前が理想です。屋外の場合は、人通りの少ない街中や公園などシンプルな背景で撮影しましょう。ただ、人が映り込んだり、部屋の中など生活感があるものが入ったりしないように注意してください。

例えば、街路樹のある歩道で撮ると、ナチュラルな雰囲気になるため優しさや清潔感を演出したいブランドとマッチしますし、コンクリート壁など無機質な背景やフラットな構造物の前だと、モード系やシンプル系のスタイルと相性がいいです。

NG例としては、多くの人が映り込む場所や、景色がごちゃごちゃしていて全身が見えづらいような場所、ナイトクラブや墓地など企業に提出する写真として相応しくない場所での撮影です。

スマホでの撮影で意識したい設定、撮り方、光の使い方

スマホのカメラでも、ちょっとした設定の違いで「印象が良い全身写真」に仕上げられます。ここでは、丁寧に見える写真になる、実際の撮影の設定など細かい取り方についてご紹介します。

スマホでも印象アップは可能!まずはカメラ設定を見直そう

アパレルの就活?転職で求められるのは、清潔感とスタイルが伝わる自然な写真。特段、高価な機材で撮る必要はありません。以下のポイントを意識すると、簡単にきれいな写真が撮影できます。

まず押さえたいポイント

□使用するカメラはスマートフォンの基本カメラ(加工フィルターは控え、微調整に留める)□レンズは標準の1x□グリッドをONの設定にして構図を調整できるようにする

□条件に指定がない限り、3ヶ月以内に撮影した写真を使用する

全身が美しく見える構図とは?スマホ撮影の基本

スマホで全身写真を撮るときは、構図の取り方が重要です。下記のポイントを意識してみましょう。販売員のSNS運用需要の増加の背景から、写真の構図も見られている可能性があります。実際のイメージがわかない場合は、応募先のブランドの販売員のSNSをチェックしたりして参考にしてみましょう。

まず押さえたいポイント》□カメラとの距離は2.5?3m程度□スマホの高さは腰?腰下の位置がベスト(下から少し斜めのアングルで撮影すると足が長く見える。ただし、極端な下からの撮影はNG)□グリット線の真ん中列、下2枠の中に収まるように撮影する(頭上に余白を作ると編集時に余白を切り取れる)□デフォルトの編集機能で「明るさ」「彩度」「角度」を調整する

屋外撮影における「自然光」の使い方

屋外での撮影のベストな時間帯は以下の通りです。また、正午前後は光が真上から当たり、顔に強い影を作ってしまうため、なるべく避けたほうがいいでしょう。???

午前9時~11時:柔らかく、肌がきれいに写る、顔や服に影ができにくい午後3時~5時(夏):黄みがかった温かみある光、ナチュラルで穏やかな印象に

誰かに頼む?自分で撮る?「他撮り」と「自撮り」のコツ

ここでは、他撮りと自撮りの違いやそれぞれのコツについてご紹介します。

友だちや家族に頼む「他撮り」成功の秘訣

他撮りのメリットとは、構図や高さが自然体で、第三者視点だからこそ応募者としての印象が確認できることです。

撮影位置や構図などを事前に伝え、連写してもらいましょう。動きのあるポーズの中からベストショットを選ぶのがGOOD。

一人で撮る「自撮り」で知っておきたい、スマホとツールの活用法

自撮りでも、「スマホ用三脚」があればタイマー機能を使って全身写真を撮影することは可能です。ただ、構図のズレや表情の作りづらさなどが課題です。リモコンやスマートウォッチがあれば活用しましょう。

注意点として、鏡を使った自撮りはスマホが映り込んだり、スタイルが分かりづらくなったりするため、極力避けるのが無難です。

写真加工?補正の注意点:やりすぎはNG!自然な仕上がりに

スマホの設定にある機能を利用したような補正はOKですが、やりすぎは逆効果です。あくまで実物と乖離しない範囲での補正が基本です。

暗く写った顔や服を明るく自然にする場合の「明るさ補正」や、健康的に見えるように調整する「色温度調整」、余計な余白をカットする「トリミング」はOKです。

加工アプリを使う際のコツとして、「Snapseed」や「Lightroom」などの写真補正寄りのアプリを使うようにするとガッツリ加工されないので安心です。

NGな加工例は、小顔加工や脚長加工は詐称と捉えられかねないので避けましょう。また、目を大きくしたり輪郭を細くするといった加工も自然な表情が失われるのでNGです。

【実例】25卒学生のアパレル企業書類選考通過事例

ここでは、アパレル企業の書類選考で、全身写真を提出し、選考を通過した25卒学生の実例を取り上げ、気をつけたポイントなどリアルな声を紹介します。あくまで、一例としてご参照ください。

【実例】パターン① 定番写真を意識したコーデ

全身写真を提出する際に意識していたことは?

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RTF編集部

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Sさん

ブランドのものを全身に取り入れていたわけではなく、応募先のブランドが取り扱っている商材の雰囲気に雰囲気を合わせることを意識していました。また、古着屋でアルバイトをしていたこともあり、そういった背景が伝わるコーディネートであり、店頭に立っている姿が想像できるようなコーディネートであることも心がけました。

他にも書類選考時に使用していた写真はありますか?

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RTF編集部

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Sさん

こんな感じの写真も使っていました。服好きであれば自信をもって提出できるコーデ写真がある方も多いと思います。ただ、あくまでも面接の資料であるという前提条件を忘れないようにしていました。

【実例】パターン② お気に入りで使用していた写真。

目線は外しているものが多いですね。

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RTF編集部

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Sさん

目線は基本的に外して撮影していました。この写真は表情が見えていませんが、書類で落とされることはなかったです。ただ、企業やブランドによってそのさじ加減は気をつけた方がいいかもしれません。

立ち方や取り方などどうやって習得しましたか?

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RTF編集部

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Sさん

ひたすら友人の全身写真を撮ったり、撮られたりしながら勉強しました。あとは、SNSなどをみて習得していましたね。

他にも撮影の際に気をつけていたことはありますか?

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RTF編集部

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Sさん

生活感が出ないように意識していました。車や人が映っていると情報量が増えてしまうので、基本的には無機質な場所を選んで撮影していました。壁を真正面ではなく、対角線にして撮ると奥行きが出ておしゃれに見えますよ。あと、意外とスマホのレンズをちゃんとふくといったことは、初歩的なことですがとても大切です!

編集はどのように?

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RTF編集部

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Sさん

iPhoneの場合、編集機能の「自動」設定である程度きれいになります。地面と垂直になっているかもよく確認していました。

NG例とよくあるミス

背景が雑然としている

背景に派手な壁紙や観光地、生活感のある部屋が映り込んでいると、主役であるあなた自身が埋もれてしまいます。採用担当者の視点が散ってしまい、服装や雰囲気を正しく評価してもらえない可能性も。できるだけシンプルで明るい背景を選び、あなたの全体像がしっかり際立つように撮影しましょう。

表情が見えない

特に自撮りの場合は、カメラを持ったまま反射する像を撮影すると、顔がスマートフォンなどで隠れてしまいます。手抜きだという印象を与えかねないため、自撮りの場合でも三脚に立てて撮影することをおすすめします。

選考に相応しくない写真

プリクラ、過度な加工写真、遊びの延長で撮ったようなスナップ写真などは選考用としてふさわしくありません。第一印象を決める大切な資料になるので、履歴書と同じくらいの意識で準備しましょう。

よくある質問とその解決方法

Q:他ブランドのアイテムを着用しても問題ないですか?A:問題はありませんが、応募先ブランドと大きく異なる世界観や、ロゴが目立つ服装は避けましょう。できれば応募先ブランドのアイテムを1点でも取り入れると、志望度や親和性のアピールにつながります。

Q:ノーブランドの服でも大丈夫ですか?A:はい、ノーブランドやファストファッションでも構いません。重要なのは「自分の体型や魅力を引き立てているか」「ブランドイメージと調和しているか」です。スタイリング力や着こなしで十分カバーできます。

Q:スマホで撮影しても問題ありませんか?A:問題ありません。最近ではスマホでの全身写真提出も一般的です。カメラ設定(グリッド、明るさ調整など)を工夫し、明るく自然な場所で撮影すれば、十分好印象な写真になります。

Q:笑顔と真顔、どちらが好印象ですか?A:特に接客業では「親しみやすさ」が重視されるため、自然な笑顔を意識すると悪い印象にはなりづらいです。ただし、ブランドのイメージによってはクールな表情が合う場合もあります。

Q:髪型やメイクに決まりはありますか?A:清潔感が最も重要です。寝ぐせや根元が伸びた髪は避け、きちんとセットしましょう。メイクはブランドに合わせたトーンに仕上げるのがコツです。

最終更新日:

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