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箱根“着用者1人”を受け開発チームを再編、ミズノが最新ランニングシューズを発表

 「ミズノ(MIZUNO)」が、ランニング事業の再成長に向けた第一歩として、最新レーシングシューズ「ハイパーワープ(HYPER WARP)」シリーズを発表した。

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 「まるでワープするような速さで未来のレースシーンを変える」という思いが込められた同シリーズは、ミズノ史上最軽量となる約137g(片足/27.0cm)の「ハイパーワープ ピュア(HYPERWARP PURE)」、ストライド型のランナーに向けた「ハイパーワープ エリート(HYPERWARP ELITE)」、安定感を重視した「ハイパーワープ プロ(HYPERWARP PRO)」の3種類をラインナップする。発売日は12月19日。ピュアとエリートは、ミズノの直営店舗と公式オンラインストア、ランニングの一部専門店、プロは全国のミズノランニング取扱店舗で販売する。

ミズノのランニングシューズ
ミズノのランニングシューズ
ミズノのランニングシューズ
ミズノのランニングシューズ
ミズノのランニングシューズ
ミズノのランニングシューズ

「ハイパーワープ ピュア(HYPERWARP PURE)」

Image by: FASHIONSNAP

 ピュアとエリートのミッドソールには、従来のTPE(熱可塑性エラストマー)素材からナイロン素材に刷新することで軽量化を図った新たなフォーム材「ミズノエナジー XP(MIZUNO ENERGY XP)」を搭載。ミズノが長年培ってきた「ウエーブテクノロジー」の知見を活かして開発した3D形状のフルレングスカーボンプレート「SMOOTH SPEED PLATE」を挟む形で取り入れ、ピュアは、新素材のフォームを上下2層に採用し、エリートは上部に新素材、下部に従来のTPEベースのフォーム材を使用した。ソールの厚みは、ピュアの前足部が31.5mm、かかと部分が34.5mmと厚底としては比較的薄い設計。インソールを取り払ったことで極限まで軽量化を実現しながら、厚みを持たせた。エリートは、前足部が34.5mmで、かかと部分は38mm。反発性と安定感をバランス良く感じられるよう微調整を繰り返したという。

 プロのミッドソールには、従来のTPEベースのフォーム材とカーボン強化ナイロンプレートを搭載。前足部は33.5mmと薄く、かかと部分を39.0mmと厚くすることで安定感を高めた。いずれも、フォーム材やプレートの選定に加えて、安定感や反発性を高めるための接地面積やミッドソールの張り出しをミリ単位で調整。アッパーには、同シリーズのために開発したモノフィラメントのウーブン素材を使用し、部位によって織りの密度を調整することで、軽量性や通気性を損なうことなく、ブレのないフィット感を実現した。価格は、ピュアが3万5200円で、エリートとプロが2万9700円。

◆今年の箱根では着用者1人 ランニングビジネスの復権へ舵

 ミズノは今年、箱根駅伝でのミズノ着用者がわずか1人となったことを受け、ランニング事業の復活に向けてチームを再編。ランニングビジネスの復権を目指す新たなフットウェアの開発において、トップランナーから市民ランナーまで数百人にのぼるアスリートへのヒアリングをもとにプロトタイプを製作した。テストを繰り返す中で、アスリートがシューズに求めるものとして挙げられた「軽量」「反発」「安定」の3つのキーワードをシューズ開発の新たな核として位置付け、ハイパーワープの開発に当たったという。

 同社のフットウェア企画を担当する陳賢太は、「新たなチームとして再出発する上で、トップアスリートはもちろん、日々ランニングに情熱を捧げる全てのランナーと向き合うことを第一に、原点に立ち返りました。ラボでのテストデータも重要ですが、それ以上に現場の声を拾うことを徹底し、全ての時間をランナーのためだけにものづくりをする。これが新しいミズノのランニングの考え方です。このハイパーワープを起点に、ミズノランニングは変わります。常にランナーに寄り添うことを信念に、ランニングという文化そのものを広げていく存在を目指します。今後もさまざまなプロダクトを用意しているので、ぜひご期待ください」と展望を語った。

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