オンワード樫山が展開している「23区」が、ブランド始動30周年を記念して初のランウェイショーを開催し、2023年秋冬コレクションを発表した。
23区は、1993年にデビュー。「世代を越えて、時代を超えて、広く、長く愛されるシンプルで上質で心地よい服」をブランドコンセプトに、高品質かつベーシックなアイテムを展開している。
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ショーの舞台は、「第40回毎日ファッション大賞」の表彰式などで使用された大手町三井ホール。ブランド関係者やプレス、顧客など約500人の観客に囲まれたステージを、新作を身にまとったモデルが歩いた。ステージ上には30個のランプシェードを配置し、30年間ブランドを支えてくれた人たちへの感謝を表現したという。
Image by: 23区
2023年秋冬コレクションのテーマは「Things in the Suitcase」。30年間で作り上げてきたブランドのアイデンティティを表現したラインナップで、レザージャケットや千鳥格子柄のスカートセットアップ、デニムのセットアップなど、計42ルックを発表した。ショーのスタイリングはファッションスタイリストの濱本愛弓が担当し、「レイヤード」をキーワードに「シャツオンシャツ」「ニットオンニット」など、従来の23区のベーシックなイメージをアップデートしたコーディネートを披露した。
Image by: 23区
初のランウェイショーを終えて、23区の佐野康博チーフMDは「今回のショーには30年間の感謝を皆様に伝える、ファッションを通じてポジティブなメッセージを発信するといった2つの意味があった」とコメント。30周年を迎えるブランドの今後については「現在のメインの客層はそのままに、若年層などより幅広い客層へリーチしていく。今後も40年、50年と長く続いていくブランドにしていきたい」と展望を語った。
■23区:公式サイト
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