アライア 2022年ウィンター-スプリングコレクション
Image by: ALA?A
新クリエイティブディレクターのピーター?ミュリエ(Pieter Mulier)による「アライア(ALA?A)」のデビューコレクションが発表された。1987年から本店を構えているパリ?マレ地区のムーシー通りをランウェイに変えてショーを開催。Winter-Spring 2022というシーズン分類で、プレタポルテとオートクチュールをミックスするなど、新たな形式のコレクションとなった。
■ピーター?ミュリエによるファーストコレクション
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創業デザイナーのアズディン?アライア(Azzedine Alaia)が2017年に死去し、その後はしばらく後任を立てず、アライアと共に仕事をしていたチームがコレクション制作を引き継いできた。今年2月5日付でピーター?ミュリエがクリエイティブディレクターに就任。ピーターはラフ?シモンズ(Raf Simons)の右腕としても知られ、「ラフ?シモンズ(RAF SIMONS)」をはじめ「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ディオール(DIOR)」「カルバン?クライン(Calvin Klein)」でキャリアを積んでいる。
ピーターは、アライアのDNAが注ぎ込まれた40年におよぶアーカイヴコレクションを探求。メゾンのコードを守りながら、新たな解釈で光を当てたという。
■セザールの乳房をシンボルに
初めてのショーのシンボルとしてピーターは、生前にアライアと親しかったアーティストの一人、セザール(César)による1970年の彫刻作品「Sein(乳房)」にスポットを当てた。ボディモールド(型取り彫刻)の初期の作品で、アライアのアトリエの中庭に設置されている。作品は、今回のコレクションの招待状にも用いられた。
セザールのアプローチに着想したピーターは、女性の肉体を正確に、詩的に、そして現代的に飾ること、また自由な美しさを形にすることをコレクションに投影したという。
■原点回帰とモダン
新生アライアのファーストコレクションでは、女性らしさへのオマージュを込め、女性のボディそのものにフォーカス。曲線を際立たせたボディコンシャスドレスやコルセットベルトなどのシグネチャーを引き継ぎつつ、モダンにアップデート。原点への回帰とともに意外性のあるデザインや型にはまらないシルエットを構築し、また第二の肌のようにフィットする心地よさを目指した。
フード使いやしなやかなドレープで作るシルエットに若々しさを与え、金属やメタリックの輝きをプラス。彫刻のようなバッグやシューズといった印象的なアクセサリーを合わせている。
新生アライアは、今後もWinter-Spring(販売は12月~5月)とSummer-Fall(同6月~11月)の新しい年2回のシーズンをベースにコレクションを展開していくという。
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