「グッチ」グローバル?ブランドアンバサダー 志尊淳
Image by: FASHIONSNAP
「グッチ(GUCCI)」102年の歴史の旅へ—— 本拠地のイタリア?フィレンツェで開催された「GUCCI VISIONS」が日本に上陸し、東京?銀座の「グッチ銀座 ギャラリー」で10月19日に開幕した。グッチならではのコードやアイテム、歴代のクリエイティブ?ディレクターや職人たちの才能にオマージュを捧げる体験型のエキシビション。グッチオ?グッチ(Guccio Gucci)がブランドを創設した1921年から現代までタイムトラベルするような没入空間を、グローバル?ブランドアンバサダーの俳優 志尊淳がナビゲートする。
「グッチ銀座 ギャラリー」へ
秋晴れの10月中旬、街路樹の木漏れ日が差す「グッチ銀座」のエントランス前に志尊淳の姿があった。主演を務めるドラマのために変えたという明るい髪色に、クラシカルなベージュトーンのテーラードスタイルが馴染んでいる。
グッチ銀座の上層階に位置し、今年6月にオープンしたばかりの「グッチ銀座 ギャラリー」が「GUCCI VISIONS」の会場。創設者グッチオ?グッチのルーツであるロンドンのホテル「ザ?サヴォイ」を彷彿とさせるエレベーターに乗って6階に降りると、グッチの歴史をタイムトラベルする異空間が待っていた。
TRAVEL - トラベル
最初に来場者を迎えるのは、フューチャリスティックな空間に貴重なアーカイヴアイテムが並ぶ「TRAVEL」ルーム。19世紀末、グッチオ?グッチが故郷のフィレンツェからロンドンに旅立ったことから始まったグッチの物語を、タイムマシンのように時空を超えて体験することができる。
ブランド創設時にグッチオ?グッチか?目指したのは、トラベラーのために最もエレガントなデザインと優れた機能を備えた美しいラゲージを作ること。今では珍しいヘンプ素材を使った1950?80年代のラゲージから象徴的な新聞広告まで、それぞれの展示を通じてグッチの旅に対するヴィジョンが示されている。
「グッチのトラベルアイテムは、旅に鮮やかさが彩られ、モチベーションがグッと上がりますね。言葉や文化の壁を超えてノンバーバルに自分を表現でき、様々な人と繋がれる感覚があります」志尊淳
ICONS - アイコン
「ICONS」ルームに足を踏み入れれば、その瞬間に思わず歓声が上がる。鏡の効果で永遠に続くかのような空間に並ぶのは、グッチのアイデンティティの根幹をなす4つのハンドバッグライン「グッチ バンブー 1947」「グッチ ホース ビット 1955」「ジャッキー 1961」「グッチ ダイアナ」。その数は300点以上。
普遍的なデザインコードを受け継ぎつつも、素材や色柄が全て異なり、中にはリミテッドアイテムなど特別なバッグも。それぞれの背景に宿るストーリーを想像させ、無限に広がるイマジネーションを感じることができる。
「この部屋ではグッチの歴史、そして世界の歴史を感じられます。まるで美術館に来たような感覚ですね」志尊淳
CRAFTSMANSHIP - クラフツマンシップ
「CRAFTSMANSHIP」ルームは、卓越した職人たちへのオマージュ。フィレンツェの郊外のスカンディッチにある研究?開発拠点「Gucci ArtLab(グッチ アート ラボ)」を再現した設えとなっている。ホログラムに投影された等身大の職人は、まるでそこに実在するかのようにリアル。バンブーハンドルに用いる竹を炎で熱し、カーブさせる一連の匠の技を披露している。
両サイドには、職人が実際に用いている道具や型紙、バッグのパーツの展示も。
1947年に戦後期の物資不足への解決策として誕生し、クラフツマンシップの革新者としてグッチの地位を揺るぎないものとしたバンブーハンドル。現在もその職人技が継承され、「グッチ バンブー 1947」と「グッチ ダイアナ」を通じてグッチの独創性が体現されている。
STARS - スター
グッチか?100年以上にわたって育んて?きた偉人やセレブリティ、クリエイターやアーティストたちとの関係性をたたえる「STARS」ルーム。ミラーとデシ?タルスクリーンの相乗効果による迷路のようなフロアに、カスタムメイドのドレスが展示されている。
レディ?ガガやビョークといったスターらが、レッドカーペットやライブステージで実際に着用したドレスの数々は、グッチの職人が手掛けた見事なディテール。その技術の繊細さを、間近に見ることができる。
TIMELINE - 歴史年表
2フロアにわかれた会場の6階と7階をつなぐ階段には、グッチの歴史年表を展示。ブランドのはじまりから、象徴的な事柄、そして歴代のクリエイティブ?ディレクターについてまで、1世紀以上にわたるストーリーを階段を登りながら知ることができる。
CODES - コード
7階の「CODES」ルームに到着。フィレンツェにあるグッチアーカイヴの保管庫を表現したフロアに、グッチのアイコニックなコードと象徴的なアイテムがずらりと並ぶ。
まず目に留まったのは「ジャッキー」バッグ。年代の違いによるデザインの変遷を見ることができるほか、9月に発表されたばかりの新クリエイティブ?ディレクター?サバト?デ?サルノ(Sabato De Sarno)が手掛けたレッドカラーの最新バッグに注目だ。
その他、誕生70周年を迎えた「ホースビット」ローファーや、「GGパターン」、「フローラ」プリントにフォーカス。そして日本の職人とのコラボレーションとして、西陣織の「HOSOO(細尾)」、袴地の「仙台平」、そして山梨の「甲州印伝」といった伝統工芸を用いたバッグが、制作工程とともに公開されている。
FLORA - フローラ
最後に待つのは「FLORA」ルーム。1966年に誕生した美しい花々のイラスト「フローラ」に生命を吹き込み、巨大な花々か?咲き誇るイマーシブなインスタレーションが用意された。
フィレンツェの紋章に使われているユリをはじめ、季節の花々による幻想的な世界観の中を歩き、そして中央の階段を登って「グッチ銀座ヒ?ル」の屋上へ。色とりどりの「フローラ」プリント越しに、いつもとは違った銀座の街を見下ろすことができる。
ジャケット30万8000円、ニット20万3500円、パンツ12万6500円、シューズ16万5000円?全て税込(グッチ クライアントサービス)
「GUCCI VISIONSは、グッチの物語の中に入り込んでいくような、とても素敵な空間です。グッチが持つ歴史や言葉、表現を、多くの人と共有したいと感じました。そしてグッチの今を、心に焼き付けて欲しいですね」志尊淳
■GUCCI VISIONS
会場: ク?ッチ銀座 キ?ャラリー
東京都中央区銀座4-4-10 ク?ッチ銀座6-7階
会期: 2023年10月19日(木)?2024年 春
11:00-20:00
入場無料?予約不要
※営業時間は一部変更になる可能性か?こ?さ?います。
※混雑時はお待ちいたた?く可能性か?こ?さ?います。
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video director: Maho Tomono
video: Nagaaki Tamiya
styling: Kyu (Yolken)
hair & make-up: Akari Isono
photo: Takashi Sasai(FASHIONSNAP)
composition?& text: Chiemi Kominato (FASHIONSNAP)
realizaiton & edit: Yui Imai (FASHIONSNAP)
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