キーンとのコラボ第2弾も、ハイクが2023年秋冬コレクションを発表

FASHION

HYKE 2023年秋冬コレクション

Image by: HYKE

　「ハイク（HYKE）」が、2023年秋冬コレクションを「楽天ファッション?ウィーク東京」期間中の3月16日にオンラインで発表した。

　映像では、23年春夏から2シーズン目となる「キーン×ハイク（KEEN×HYKE）」のコラボコレクションも登場。ベルトをあしらったショートブーツや、2本のコードを編み上げて作るキーンのアイコン「ユニーク」にインナーシューズを合わせた一足などが発表された。

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　コレクションは、今シーズンもミリタリーウェアや古着のアイディアをハイク流に再構成。ボリュームのあるバリエーション豊富な袖のシルエットや、首の詰まったネックラインで作り出すロング＆リーンなシルエットをベースに、定番アイテムやブランドのコード、素材を発展させた。

　特徴的なのはシーズンを象徴する序盤のルックが、オールブラックのコーディネートで構成されていたことだ。テーラードジャケットの袖を断ち切ったようなベストや、ドレッシーなジャンプスーツなど、強みであるミリタリーやアウトドア要素を抑えたフォーマルなアイテムやコーディネートが、コレクションにフレッシュな印象を添える。

　さらに23年秋冬らしいディテールとして目を引いたのは、ドラマティックなボウタイを筆頭にしたリボンやテープ使いのテクニック。

　さまざまな素材とデザインで登場したジャンプスーツは、光沢のあるドローコードを絞りワイドボトムスのシルエットに緩急を。ロングドレスにも同様のテクニックで、袖が大きく広がるドラマティックなラインを作り出した。

　インスピレーションソースのひとつとなったアメリカ軍の「ECWCS Gen3 Level 3 フリースジャケット」はロング丈に、「MA-1」はボア素材をドッキングすることで、タウン仕様に進化。

　「PCU Level 7 Type2」ジャケットは丈感をコンパクトに、「Fearnought Smock」はトグルのディテールをトップスにも応用した。

　シーズン毎に登場している「ビューティフルシューズ（BEAUTIFUL SHOES）」とのコラボシューズからは、新作のミュールやサイドゴアブーツなどが登場。

　同じく、継続の「チャコリ（CHACOLI）」とのコラボバッグからは、ハーネス風のバッグにファーバッグを組み合わせた2way仕様のトートバッグや、バケッタ製法で鞣した牛革を用いることで、野性味のある風合いと経年変化を楽しめるレザーウォレットなどを発表した。

記者

村上杏理

Anri Murakami

大学で日本美術史を専攻し、2009年にINFASパブリケーションズ入社。WWDジャパンやFashion Newsの編集?記者として、東京のファッション?ウイークやセレクトショップ、ファッションビル、販売員取材などを担当。16年からフリーランスで、ファッションを軸にライフスタイル、アートの記事執筆?カタログなどを手掛ける。