1873年に世界で初めてジーンズを誕生させた「リーバイス?(Levi's?)」。ジーンズ好きはもちろん男性なら誰しも、愛用の1本を持っておきたい王道ブランドです。しかし歴史が長い分、種類も豊富なので違いや見分け方がよくわからないという方も多いのでは?そんなあなたに、「501?」などリーバイス?の基本中の基本、覚えておくべきロットナンバー5つをご紹介!今さら聞けない各モデルの特徴や見分け方などを徹底解説します。
目次
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知らなきゃ始まらない、リーバイス?の基礎知識
まずは、基本中の基本であるジーンズ誕生の歴史とロットナンバーについて解説します。
元々は丈夫な作業服だった!
リーバイ?ストラウス社は1853年に設立。創業者のリーバイ?ストラウスが、カリフォルニアの金鉱で働く人達の「丈夫なパンツが欲しい」という需要に応えるためにキャンパス地のワークパンツを作ったのが始まりです。その後素材をデニムに変更し、ジーンズが誕生。今では、デニムを代表するブランドとして多くの人に愛用されています。
ロットナンバーって何?実は100種類存在
リーバイス?はデニムごとにロットナンバーを付与しています。ロットはその型番として、デニムの腰の後ろのレザーパッチや紙パッチに刻印されており、この一般的な管理方法はリーバイスが産み出したと言われています。型番は約100種類存在し、3桁の数字で管理。「501?」が代表格の500番台、極端なシルエットのモデルが多い600番台、主に女性向けに作られた700番台などがあります。
絶対に覚えておきたい5種類
100種類ほど存在するリーバイス?のロットナンバーから、基礎となる5モデルを紹介します。
ジーンズの原点にして頂点!最も人気の「501?」
製造開始:1890年代初頭
リーバイ?ストラウス社の品番統制により、初めて付けられたロットナンバーが「501?」。シルエットはストレートで、フロント股部分はリーバイス?で唯一のボタンフライタイプ。多くのデニムの基本となる形ですが誕生から100年以上経った今でも人気の品番で、「原点にして頂点」と言われています。ヴィンテージ業界でも1番人気で、数も多いため最も見つけやすいモデルです。
2013年、ジーンズ生誕140周年に501?が大幅なアップデートを敢行。アップデートされた501?は、ウエストにゆとりを持たせてヒップ周りをすっきりと見せたほか、 バックポケットの開口が以前より大きく、さらに縦長のデザインにし利便性の向上とシャープな印象に。膝から裾にかけてはややスリムな設計で、全体的にバランス良くよりモダンなシルエットになりました。歴史ある定番中の定番、501?は持っていて間違いなしの一本!
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1954年モデル 501ZXXは当初、501Zの名でリーバイス?の新境地の商品として発売。特有のフィット感、リベット、丈夫でありながら柔軟なデニムなど、長年の愛用者に親しまれたディテールを踏襲しながらも、501のクラシックなボタンフライをジッパーに替え、501Zと名付けられました。1966年頃には502Eに品番変更となるため、12年ほどの短期間の流通となったレア度の高い品番です。洗濯機で洗う場合は普段より2インチアップがおすすめ。
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501?の中で特に価値が高いとされているのが501XX。ジーンズのバックポケット右上に取り付けられるパッチに記されたロット表記の501に「XX」と記されているものを指し、40年代の後半から60年代後半までの期間に生産されました。501XXは年代によってディテールに特徴がありますが、こちらは隠しリベット等のディティールが採用された501XX「Made in U.S.A.」。アーキュエットステッチで、新手法の一本針による縫製を取り入れ、ボタンフライ下の中央がクロスする場所の補強に「クロッチリベット」が初めて採用されているのもポイント。
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初めてファッションアイテムとして製作された「505?」
製造開始:1960年代後半
60年代初頭、501?をベースに製作した「551ZXX」が誕生しました。品番の「Z」はジッパーという意味でフロントのボタンフライがジッパーに変更。その後60年代後半に「505」のロットナンバーが付けられます。品番に「Z」表記はなくなりますがジッパーは継続。作業着として誕生したデニムを、初めてファッションアイテムとして製作したモデルと言われています。股上は少し深くお尻部分のポケットは大きめ。他のモデルと比べて足首周りが細いテーパードシルエットになっているのも特徴の1つです。
元祖ジップフライジーンズ。1967年に初めて作られた505 レギュラーフィットジーンズは特に人気の高いストレートカットタイプで、どんなスタイルにも合わせやすい一本です。
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スキニージーンズはここから生まれた!「606?」
製造開始:1960年代中期
505?と同時期に誕生したのが「606?」。シルエットはスーパースリムでかなり細く、「スキニージーンズの原型」とも言われています。よりスリムでスタイリッシュにフィットするジーンズを手頃な価格で求める若者たちのために1960年代中期に誕生しました。紹介する5品番の中でもレア度の高いモデルの1つです。
こちらは米国コーンミルズ製デニムで、リーバイス?歴代の「SLIM」の中で最も個性的なディテール&シルエットの1873年モデル。
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リーバイス?ヴィンテージ?クロージング?グローバルプロダクトXXラインの606? 1969年モデル。ヒップ位置で穿き、サイドから足首にかけて細くなる、オリジナルスリムフィットジーンズです。フィニッシュは、リアルな経年変化を表現したユーズド感で、両ひざなどに大きなダメージ加工が施されています。
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足長効果も、ブーツカットと言えば「517?」
製造開始:1970年代初頭
「517?」はヒッピースタイルなどが流行した70年代初頭に製作されました。足長効果が期待できるブーツカットで、ヒッピースタイルと相性がいいです。もちろんフロントはジッパー。お尻周りや股上のディテールは505?と似ています。
股上深めで膝部分が細めで、文字通りブーツを履いたときに美しいシルエットとなるようデザインされています。70年代スタイルの定番として多くのジーンズファンに愛されています。
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70年代スタイルにはベルボトム「646?」
製造開始:1970年代前半
見つかりずらいモデルでアイテム画像はありませんが、押さえておきたいのがブーツカットの「517?」よりもフレアなベルボトムの「646?」。腰回りがゆったりしているものが多く、腿周りはタイト目な作りです。1サイズ大きいものを選び、腰から少し落として履くのがおすすめ。
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