もうすぐ花粉の季節が始まります。例年以上に人前でくしゃみがしづらいこの春。治療やマスクはもちろん、それに加えて何か予防対策ができないかと考え、思いついたのが「メガネ」でした。それも清潔感があってマスクとの相性も良さそうなメタルフレームで、どうせならデザインもスタイリッシュなものが良い。ビデオチャットでも対面でも、第一印象となる目元は大事ですよね。
マスクとの相性も考えたメガネ選び
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「この春は昨年よりも花粉がたくさん飛びますよ」と、かかりつけの耳鼻科の先生に脅されて処方箋片手に帰ってきたのですが、コロナ禍の今、これはなかなか深刻な問題だなと思った今日この頃。
何がなんでも飛沫を飛ばしてはいけない、もしくは飛沫を受けてはいけないこの状況で、しかも花粉の飛散量まで多いとなると、マスクをしているとは言え、それ以上の予防も考えなくては......。そこで有効な対策はないかと思いついたのがメガネでした。
しかし、マスクの組み合わせというのは思った以上に難しいもので、レンズの色が暗すぎると不審者に見えてしまい、太めのセルフレームだと顔まわりに要素が多くなり過ぎて気になってしまったり。
そんなこんなで消去法的に考えてみた結果、行き着いたのが「クリアレンズタイプのメタルフレーム」。真っ先に思い浮かんだのは「マイキータ(MYKITA)」と「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」のコラボモデル。ミニマルでソリッドで清潔感のあるあのデザインが、なんだか「今かけるべきメガネ」に感じたんです。ウェイファーラーでお馴染みの「レイバン(Ray-Ban)」や、メゾンブランドのアイウェアラインにもシンプルで素敵なメタルフレームがたくさんあって、いざ探してみると欲しいデザインを次々に発見!これで花粉とウィルスから少しでも逃れられればと願うばかりです。
ラウンド
MYKITA + Maison Margiela
これまでも継続的にコラボレーションしてきた「マイキータ」と「メゾン マルジェラ」。奇抜なデザインのものより、このくらいミニマルで無機質なデザインの方が「メゾン マルジェラ」の美学を感じます。
Ray-Ban
「レイバン」からリリースされているラウンドタイプのメタルフレーム「Ja-Jo」。定番の「ウェイファーラー」や「クラブマスター」とはまた違った魅力があり、お手頃な価格も嬉しいです。
EYEVAN 7285
EYEVAN 7285 Merced ラウンド眼鏡フレーム ?46,800
MADE IN JAPANにこだわる「アイヴァン 7285(EYEVAN 7285)」の本作は、1930年代のヴィンテージフレームから着想を得たという、リムロック(ブロー智)自体をヨロイの一部とするデザインも特徴となっています。
OLIVER PEOPLES
OLIVER PEOPLES ラウンド眼鏡フレーム ?44,500
「オリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)」の古き良きアメリカのヴィンテージフレームへの深い造詣から来る、この知的でクラシックな雰囲気はさすが。華奢でストレートなテンプルから曲線を描くモダン(先セル)までのデザインも実に美しいです。
ボストン
SUPER BY RETROSUPERFUTURE
イタリアのファッション?ミュージック誌「PIG MAGAZINE」の発行人らが立ち上げたというユニークな出自のアイウェアブランド「スーパー バイ レトロスーパーフューチャー(SUPER BY RETROSUPERFUTURE)」。フレームがグラデーションになっています。
Alexander McQueen
Alexander McQueen ラウンドメガネ ?43,000
ゴールドトーンメタルのフレームと、モダン(先セル)のべっ甲柄アセテートの組み合わせでクラシカルな雰囲気に仕上げられた「アレキサンダー?マックイーン(Alexander McQueen)」の逸品。バー部分にはさりげなくエングレーブロゴもあしらわれています。
GIORGIO ARMANI
この絶妙な色合いのグレーのメタルフレームは、今回探してみても中々見つからなかったデザイン。よく見るとフレームには繊細な意匠が刻印されていて、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」らしいラグジュアリーな細部へのこだわりを感じます。
BALENCIAGA
「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のメガネはテンプルにブランドロゴを大きくあしらったものが多いですが、こちらはストライプ柄とロゴ型押しでシンプルめです。普段使いにはこのくらいの方が良さそうですね。
BOTTEGA VENETA
表参道にオープンした新店舗も含めて、何かと話題の「ボッテガ?ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」。主張の強いアイテムも多いですが、まずはこのくらいシンプルなメガネから取り入れてみては。
MYKITA
軽量ステンレススチールを使用したラウンドタイプ。トップバーのデザインは難しい印象もありますが、このくらい華奢なデザインなら合わせやすそうです。上品なシャンパンゴールドのカラーもアクセントに。
オーバル
GIVENCHY
今回メガネを探してみて、意外と少なかったのがオーバルタイプでした。ボストンやウェリントンに比べて小ぶりなフレームサイズは、カジュアルにもフォーマルにも似合います。こちらの「ジバンシィ(GIVENCHY)」のフレームのテンプルにはロゴの刻印も。
TOM FORD EYEWEAR
TOM FORD EYEWEAR ラウンドメガネ ?40,636
レトロな雰囲気のアビエイターシルエットを細身のゴールドトーンフレームでミニマルに仕上げた、繊細で上品な「トム フォード アイウェア(TOM FORD EYEWEAR)」のラウンドメガネ。是非とも同ブランドの美しいスーツと合わせてかけてみたいものです。
ウェリントン?スクエア
Dolce & Gabbana
「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」のアイウェアと聞くといかにもゴージャスなセルフレームのものを連想しますが、あえてこのくらい控えめなデザインも意外性があって良さそう。
GUCCI
GUCCI ゴールド GG0396S サングラス ?42,500
テンプルチップの色にピンクを選ぶあたりに、「グッチ(GUCCI)」らしいラグジュアリーなセンスを感じます。レンズは100% UVカット仕様になっていて、普段使いには嬉しいポイントですね。
SAINT LAURENT
SAINT LAURENT ラウンドメガネ ?43,000
日本人の顔にもよく似合うウェリントン型の「サンローラン(SAINT LAURENT)」のフレームは、ゴールドトーンメタルとモダン(先セル)のべっ甲柄アセテートの組み合わせがクラシカルな雰囲気。テンプルにはブランドロゴがさりげなく刻印されています。
RAEN
サーフスポットとして有名な南カリフォルニアのエンシニータスという街のサーフシーンから誕生したという「レイン(RAEN)」。サーファー御用達だけにサングラスがメインのブランドですが、メガネもなかなか良い感じです。
今回の選者は...
ワタナベ ヨウスケ
ファッションカルチャー誌でエディターとして働いた後、現在はデジタルコンテンツを中心としたデジタルクリエイティブエージェンシー「IN FOCUS」に所属。クリエイティブプロデュース、コピーライティング、プロダクション業務など幅広く活動中。
@yohsuke_watanabe
https://www.in-focus.co.jp
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