【マイスタンダード】今を映すブランドの定番、ラベンハムのキルティングジャケット

　流行やトレンドの潮流に左右されるファッション業界の中で定番と称され、多くの人に愛されているアイテムには底知れない魅力が詰まっています。そんなマイスタンダードに相応しい、オーセンティックかつエッセンシャルなアイテムをF/STOREの中から厳選して紹介します。

今を映すブランドの定番、ラベンハムのキルティングジャケット

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　ロンドン北東部に位置するサフォース州の村で誕生した「ラベンハム（LAVENHAM）」。ロンドンの自社工場にて生地のキルティングから縫製まで全ての工程を一貫して行い、安定した品質と高いデザイン性のアイテムを展開し、英国産業界で最高の名誉にあたる「クイーンズ?アワード」を受賞するなど、イギリスを代表する老舗のファクトリーブランドとして知られるブランドです。今回紹介する「レイドン（RAYDON）」は、ブランドを象徴するアイテムが集約されたクラシックシリーズというカテゴリーに分類され、創業当時から変わらないフィロソフィーを感じさせる定番の一つ。ブランドの長い歴史の中で最も親しまれたジャケットをベースにモディファイされた一着は、春先のライトアウターとしても着用でき、着こなしがマンネリ化しがちな今の季節におすすめしたいアイテムです。

　ブランドのオリジンとも言える「ミルデン（MILDEN）」をモチーフにしたレイドンは、現代のスタイルに合うようフィッティングを調整しているのが大きな特徴。象徴的な2インチのダイヤモンドキルトや温かみのあるコーデュロイ素材で切り替えた襟元、ルーツである乗馬用のジャケットから引用したサイドベンツなどトラディショナルなディテールはそのままに、全体的に細身に調整することで野暮ったさを払拭したモダンな仕上がりが目を惹きます。アームホールや袖幅も細く設計されているため余分な生地の溜まりもなく、例えばシャツやコンパクトなハイゲージのニットなどをインナーに選べば、簡単に上品な着こなしを叶えてくれます。ジャストサイズを選ぶことで真価を発揮する一着は、オーバーサイズトレンドに食傷気味の方にもおすすめしたいアイテムです。

　丈のバランスやサイズ感さえ注意すればジャケットのとのレイヤードにもマッチする上品な雰囲気で、オンオフ共に着用可能。キルティングジャケットの魅力である軽量さや保温性は折り紙付きなので、本格的な秋冬シーズンにも重宝し、3シーズンで活躍します。オリジナルの流れを汲みながらモダンにアップデートしたレイドンは、現代のラベンハムを象徴するモデルといっても過言ではなく、ワードローブの定番としてタイムレスに重宝する事間違いない一着です。