ビジネスにおけるマッチングプラットフォームを展開する「ネストボウル(NESTBOWL)」が3月28日、限定招待制の交流イベント「NESTBOWL Brand Convention 2023」をトランク ホテル(TRUNK HOTEL)で開催。イベントには、ラグジュアリーやファッション、スポーツ、ライフスタイルなど幅広い分野から総勢300人以上が参加しました。中には企業経営者やマネジメントレイヤーの方の姿も。よく耳にする業界交流会とはどのようなものなのか? 普段なかなか知ることができないイベントの全容をレポートします。
ファッション業界ではレア? ネットワーキングイベントとは
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個人と企業(B2C)、企業と企業(B2B)を繋ぎ、それぞれの課題解決を目指すマッチングプラットフォームを展開するネストボウルでは、企業同士の“出会いの場”の提供を目的にネットワーキングイベントを企画。業界内での交流はもちろん、通常のビジネスシーンでは出会うことが難しい異業種の上層部と知り合うことができるのも魅力です。多くの参加者からは「他ではこういったイベントを定期的に開催してるところは見当たらない」という声が聞かれるように、月に1回ほどのペースで継続的にイベントを開催するのはネストボウルならではの取り組み。過去に9回実施したイベントはいずれも好評で、実際に協業に至ったケースもあったそう。
記念すべき10回目となる今回は、トランクホテルのバンケットルーム「ONDEN」を貸し切って開催。「これまでイベントにご参加いただいた方や繋がりがある方を一堂に集めたイベントを催し、更なるビジネスの活性化に繋げたかった」とネストボウルCOOの田崎直人さん。参加人数、会場ともに過去最大規模となりました。参加企業リストの中には「フェンディ(FENDI)」「LVMH」「ナイキ(NIKE)」「ディズニー(Disney)」「アップル(Apple)」「ZOZO」といった錚々たる企業の名前がズラリ。各々がシャンパンやビールなどを片手に親交を深めました。
Image by: NESTBOWL
1時間ほどのネットワーキングタイム(自由交流時間)のほかに、今回はゲームプラットフォーム「カフート(Kahoot!)」を用いたクイズ大会が実施されました。景品には「ボランジェ(BOLLINGER)」の高級シャンパンや、トランクホテルリビングスイートのペア宿泊券などのほか、e-BIKEフ?ラント?「メイトハ?イク(MATE. BIKE)」のタウンユースモデル「MATE City」が目玉として登場。クイズ正解者の中から選ばれた計7人に贈られました。
Image by: NESTBOWL
「情報交換だけでも大きな価値がある」 来場者に聞く参加のメリット
今回は実際にどんな方々が来場していたのか? 得られたものはあったのか? 来場した方々の声を紹介します。
まずはスニーカーセレクトショップ「アトモス(atmos)」の創設者、本明秀文さん。1月末をもって同社を退社した本明さんは現在、大塚の老舗おにぎり屋「おにぎりぼんご」の系列店「ぼんこ」の経営に携わっています。イベントには知人に誘われて参加したそう。「モノを売るためには基盤となる人脈などが必要不可欠なので、今後のビジネスのきっかけ作りができたらと考えています」と語っていました。
続いて、セレクトショップ「リステア(RESTIR)」の清水博之代表取締役をキャッチ。清水代表はネストボウル主催の過去のイベントで実際にマッチングに成功した経験があり、ヴィンテージショップ「エディ(Hedy)」を自社ECの中で取り扱うことが実現したといいます。「最近ヴィンテージアイテムはすごく売上が伸びてきていて、我々としても強化したいと感じていました。お互いに良いビジネスになったと思います」。今回はレストランを経営している料理人の方と知り合うことができたそう。「普段のビジネスシーンではファッション業界以外の人とは知り合う機会がほとんどないので、そういった方と企画やイベントを実現させられたらいいですね」。
「ビームス サッカー(BEAMS SOCCER)」などのプロジェクトを手掛ける佐野明政プロデューサーの姿もありました。これまでもネストボウルのネットワークイベントには数回参加したことがあり、現在も交流は継続しているのだそう。「他の業界の方と知り合える機会は貴重」と話す佐野さん。「こういったイベントを積極的に開催して、業界の垣根を越えるコラボのきっかけを作ってほしい」と今後の展開にも期待を寄せていました。
なお、今回のネットワーキングイベントには、協賛企業としてドイツに本社を構える高級腕時計マーケットプレイス「クロノ24(Chrono24)」や、ファッション業界向けに特化したECプラットフォームを手掛ける「ターミナル(TERMINAL)」などが参画。
ゴールドスポンサーとしてイベントを支援したクロノ24の真木可奈アジア太平洋地域代表は「これまでは、参加者としてネストボウルさんのイベントに出席していました。こういった場だからこそ生まれる出会いやビジネスが確かにあると感じたので、イベントの手助けができればと思って支援を決めました」とスポンサーを務めた意図を説明。「対面でフランクに話をすることで、ビジネスに関する新しい気付きも得られるので、情報交換だけでも大きな価値があると思います。今後もこういったイベントを開催してほしいですね」。
Image by: NESTBOWL
それぞれが思い思いの時間を過ごし、過去最大規模となったネットワーキングイベントは大盛況のうちに終了。司会として会場を盛り上げたネストボウルの田崎COOは「イベント後には多くの参加者から『新しい出会いに巡り会えた』と嬉しいメッセージもいただき、改めて我々の事業の意義を感じることができました。今後もこういったイベントを企画し、皆様のお役に立てたら嬉しいです」と継続的な開催に向けて意欲を語りました。次回は、4月20日に「ファッションとゲーム」をコンセプトにしたネットワーキングイベントの開催を予定しているとのことです。
■NESTBOWL:公式サイト
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