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広大な敷地に佇むもうひとつの地球 「NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH」に泊まってみた

NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTHの外観

NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH

NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTHの外観

NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH

広大な敷地に佇むもうひとつの地球 「NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH」に泊まってみた

NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTHの外観

NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH

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 NOT A HOTEL史上最大のプロジェクト「NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH」が、7月1日に開業した。海岸沿いに佇む1棟のヴィラからは宮良のオーシャンビューが一望でき、プライベートガーデンでは特別な時間を過ごすことができる。石垣島ならではの開放感溢れる空間、著名デザイナーのインテリア、豪華グルメ、さらに土地に根ざしたアクティビティまで、ここでしかできない新たなリゾート体験をレポート。

別荘、自邸、ときにはホテルとして
自由に切り替えて運用できるライフスタイルサービス

 まずはNOT A HOTELの主な仕組みについて簡単に説明する。自宅として、別荘として、時にホテルとして使える新しいライフスタイルサービスを提供するNOT A HOTELは、“世界中にあなたの家を”をコンセプトに、最小年10泊単位(シェア購入が可能)から使いたい分の所有権をウェブサイトで購入し、オーナーになるというシステムだ。オーナーは保有するハウスや全国の拠点が利用できるうえ、使わない日数はホテルとして貸し出したり、家族や友人に宿泊をプレゼントすることもできる。管理費として清掃費や光熱費が含まれており、メンテナンスはすべて運営側が管理してくれるので手間がかからない。

 各ハウスは国内外のトップクリエーターらがデザインを手掛けており、今年7月1日には沖縄に「NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH」がオープンした。建築を手掛けたのは、2025年大阪?関西万博の会場デザインプロデューサーを務めた藤本壮介氏。ヨーロッパ各国の国際設計競技で最優秀賞を受賞するなど、いま最も世界で注目される建築家の一人だ。青い海と空、そして美しい緑からなる壮大な敷地。そこはまさに地球と繋がる異空間といっても過言でない。地球との調和「EARTH」をテーマに、五感を刺激するさまざまなクリエイションを紐解いていく。

新石垣空港から車で約15分!
美しい海と緑に囲まれた「NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH」へ

石垣空港の看板
駐車場
タクシー乗り場

 浜辺でのんびり空を見上げたり、どこまでも澄み渡る海でシュノーケリングを楽しんだり……、7~9月の石垣島は天気も比較的安定し、まさにリゾートのベストシーズンと言える。石垣島へのアクセスは、沖縄本島(那覇空港)で乗り継ぐか、もしくは全国の主要都市(東京?大阪?名古屋?福岡)から直行便を利用するのがオススメだ。羽田空港からの直行便なら約3時間10分。関西国際空港からは約2時間30分で、新石垣空港(南ぬ島石垣空港)に到着する。「NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH」までは空港から車で約15分弱。タクシー乗り場は国内線ターミナルの中央出入口を出て右側にあり、ハウスまでの料金は2000円前後が目安だ。15時のチェックインまで島を観光するなら空港周辺のレンタカーショップを利用するのもアリ。アプリ上のコンシェルジュに飛行機の到着時間を前もって連絡しておけば、タクシー手配の代行およびハウス間の送迎サービスを利用することができる。

石垣島の緑道
NOT A HOTEL ISHIGAKI(EARTH)の外観
NOT A HOTEL ISHIGAKI(EARTH)のロゴ
木

 「NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH」がある宮良周辺は美しい海岸が広がり、豊かな自然に恵まれたエリアだ。サトウキビ畑の間を通り抜ける道中は、まるで青い空と海へ続いているかのよう。都会の喧騒を忘れタクシーで約15分、円形の白いファサードが見えてきた。真っ白な外壁にはロゴマークも。周辺には真っ赤なハイビスカスが咲き誇り、石垣島にいることを改めて実感させてくれる。

NOT A HOTEL ISHIGAKI(EARTH)の外観
NOT A HOTEL ISHIGAKI(EARTH)の外観
NOT A HOTEL ISHIGAKI(EARTH)の外観

 エントランスに続く通路には植栽された樹木が茂り、周辺環境に違和感なく溶け込んでいる。約3000坪の広大な敷地に一棟のみ建てられており、地上2階建てで構造は鉄筋コンクリート造り。延べ面積は約1080平方メートルで4つのベッドルームを備え、NOT A HOTEL最大の広さを誇る。傾斜のついたすり鉢状の屋根や壮大な円形の建物が特徴で、まるで美術館を訪れたときのようなワクワク感を掻き立ててくれる。

スマートフォンでチェックインする様子
NOT A HOTEL ISHIGAKI(EARTH)の館内
NOT A HOTEL ISHIGAKI(EARTH)の館内
NOT A HOTEL ISHIGAKI(EARTH)の館内

 15時になったらアプリに4桁のPINコードが表示され、エントランスのドアホンに入力してチェックイン。アプリ上のルームキーはゲストと事前にシェアしておくと便利だ。さっそくドアを開けてみると、白亜のモダンな空間が目の前に広がる。玄関から左側の壁沿いには大容量のシューズクローゼットを設置。照明ライト付きで左右どちらからでも開閉できる。その奥の部屋にはオーナーズロッカー12個を設け、ダイナミックなスロープで1階と2階を繋いでいるようだ。

 さっそくスロープをあがり2階へ。ガラス扉を開けると、水平線まで一望できるダイニングとリビングルームが広がる。中央に配置された天然木のテーブルとリビングのローテブルは、戸沢忠蔵氏による木工家具製作会社「ヒノキ工芸」と「カッシーナ(CASSINA)」との特注コラボ。檜の一枚板を2枚接ぎ合わせた独特の木目は、時を重ねるほどに落ち着いた色合いに変わるそうで、自然のたおやかさを感じることができる。ダイニングチェアは「カール?ハンセン&サン(CARL HANSEN & SON)」の「CH36」で10脚を用意。一見シンプルでありながらも機能性とデザインの美しさを追求して生み出された名品だ。リビングとダイニングは全面ガラス窓になっており、オープンにすることもできる。目の前に見えるインフィニティプールは約21メートルで水深約140cm。プールサイドにはナチュラルな木材の色味を活かした「エコファーン(ECO FURN)」のローテーブルとデッキチェアが置かれ、穏やかな青空と白波、そして赤く染まる石垣の美しい夕陽を堪能することができる。

リビングの室内
リビングの室内
パソコンのモニター
パソコンのモニター

 ビーチを背にすると緑豊かな中庭が広がっている。植栽を担当したのは造園家の齊藤太一氏で、緑と木陰のコントラストがダイナミックでありながらも心地よい安らぎを与えてくれる。

 奥のリビングに進むと、L字型ソファーが配置されている。足を伸ばしてくつろいだり、幅もたっぷりあるので横になって休むこともできる。こちらのソファは「タイム アンド スタイル(TIME & STYLE)」で、滑らかなスエードを贅沢に使用。背当たりがよく、奥行きの深い座り心地が特徴で、クッションはピロー代わりにもなってくれそうだ。ほかの拠点と同様に、テレビを観るときは備え付けのタブレット、またはスマホアプリに搭載されたスマートホーム機能によりTVが設置された部屋を選択し、リモコン表示から好きなプログラムを視聴することができる。地上波にくわえ、YouTubeやNetflix、Amazon Prime Videoなど、85インチの大画面でホームシアターが楽しめるのが嬉しい。備え付けのパネルは各部屋に設置され、ハウス内すべての照明、温度、オーディオ、カーテン、サウナなどの操作をひとまとめに管理することができる。また、リビングには精密採点AIや音声認識機能などの新機能を搭載したカラオケ機器「LIVE DAM Ai」も備えており、仲間とワイワイ楽しめる。

中庭
中庭
草履

 建物はすり鉢上の円形を描いており、海側を高く反対の中庭を低くして高低差を付けることで異なる開放感を演出。2階のリビング、ダイニングからは「ごゑもん(goyemon)」の外履きで中庭に直接出ることができる。トンネルのような大開口の階段から二つの世界感を行き来することができる空間設計が特徴だ。

中庭
中庭
中庭

 中庭は石垣島内の自生種を中心に、周辺環境や気候に馴染む植栽で彩られている。子どもたちが安心して遊べるキッズプールや焚き火ができる特注のファイアプレイスがあり、中央のシンボルツリーは島内で選定したガジュマルが植樹され力強い存在感を放つ。キッズプールのサイドに置かれたデッキチェアは「タイム アンド スタイル(TIME & STYLE)」。体に馴染むような木の積層材フレームで滑らかなカーブを描き、リラックスしながら子どもたちを見守ることができる。中庭からは屋上庭園に続く階段が左右に設置され、上にあがると包み込む緑とともに、目の前に宮良のオーシャンビューが広がる。ここはロマンティックな石垣島の風を心おきなく独占できる絶景スポットなのだ。

キッチン
キッチン
キッチン
キッチン
キッチン
キッチン

 ダイニングには開放的なアイランドキッチンを設け、小さい子どもがいても見守りながら調理することができるうえ、基本的な調理器具や食器類、カトラリー一式を用意。IHクッキングヒーターはドイツのキッチン機器メーカー「ガゲナウ(GAGGENAU)」、オーブンは「ミーレ(MIELE)」。炊飯器とオーブンポットは「バーミキュラ(VERMICULAR)」で、「ロブマイヤー(LOBMEYR)」などのグラスも取り揃える。そのほか、コーヒーメーカーと電気ケトルは「バルミューダ(BALMUDA)」、電動ミルはコンパクトでスリムな香港のコーヒー器具メーカ「ヴァリア(VARIA)」を用意している。エスプレッソやドリップ、水出しまでコーヒー好きには嬉しい計らいだ。このように基本的なキッチンまわりのツールは、ほぼ全拠点で統一されている。かつ無駄のないスタイリッシュな収納は特注でデザインされており、インテリアの一部として溶け込んでいる。ポータブルスピーカーはデンマークのハイエンドなオーディオブランド「バング&オルフセン(BANG & OLUFSEN)。最高品質の音楽を好きな場所で自由に楽しむことができ、ハウス内のベッドルームなどにも備えられている。

キッチンコンビニに収納された商品
キッチンコンビニに収納された商品
キッチンコンビニに収納された商品

 こちらも全拠点共通で、ハウス内のキッチンには有料コンビニやミニバーを導入。冷蔵庫はNOT A HOTELのオリジナル。しかしメニューはハウスによって一部異なるようだ。「ISHIGAKI」では、「オリオンビール」や「比嘉酒造」の残波シークワーサーサワー、黒麹菌アワモリ株で製麹された、石垣島「池原酒造」の白百合、契約農家で育てた完熟パイナップルジュースなど、ご当地フード&ドリンクを厳選してセレクト。夜中に小腹が空いたら「羊羊 YOYO AN FACTORY」の麩焼き煎餅がオススメだ。よもぎとシークワーサーサワーの淡い甘さと香ばしさがやさしく溶けあい口いっぱいに広がる。オリジナルのビーフジャーキーほか、カップヌードルも。またハウス内のコンビニではサウナハットや水着、浮き輪(子ども用、大人用)、ビーチボールも購入することができる。ワインセラーには、シャンパンやブルゴーニュ産のワインをメインにラインナップ。こちらは全拠点のプロジェクトマネージャー兼ソムリエの野村大智氏がセレクトしている。コンビニの棚に置いていないメニューは冷蔵庫のパネルから選べるほか、アプリ上のコンシェルジュにリクエストもできる。支払いはチェックアウト後に滞在時の費用と合わせてクレジットまたはアップル ペイでも精算が可能だ。

ベッドルーム
ベッドルーム
本棚
本棚
クローゼット

 続いてダイニング、リビングを抜けてメインのベッドルームへ。目の前には水盤があり、その先には宮良の海景を望むことができる。窓から差し込む心地よい日差しとともに、快適な朝の目覚めへと誘ってくれそうだ。ロウソクのような灯りを放つベッドサイドのランプシェイドは「サンタ&コール(SANTA&COLE)。マットレスは寝具ブランド「ネル(NELL)」と共同開発したオリジナルマットレスを導入。セミダブルベッド2つを並べたキングサイズで広々と眠れそう。

 ベッドルームの横には書斎スペースを設け、自分だけの空間で読書をしたり仕事に没頭することができる。書籍に並べられた写真集などは、設計者である藤本壮介氏の作品集をはじめ、石垣島の魅力をテーマにした本がセレクトされている。窓際にもソファがあり、海辺で寝そべっているような感覚で景色を望むことができる。こちらのメインルームにはウォークインクローゼットを備え、扉を閉めれば中の収納物が見えずスッキリとした空間に。充分なスペースで長期滞在に便利だ。

スマートフォン
ベッドサイドの照明
コーヒーのドリップバッグとカップ

 スマートホーム対応のタブレット埋め込み型のベッドも自社でデザイン?開発。ベッドの頭上には読書灯が設置され、指でクルクルと回すだけで明るさを調整することができる。各ベッドルームには石垣島で作られたハーブティーやコーヒーも用意されており、就寝前や寝起きにちょうど良さそう。    

パウダールーム
パウダールーム
パウダールーム
パウダールーム

 ベッドルームから、さらに奥に進むと横長の大きなミラーが設置されたパウダールームに続く。ゆったりとしたスペースでシンク下にはタオルも用意。照明ライトが配され、室内を優しく照らしてくれる。洗面台は特注で高い耐久性を持つビールストーン素材を採用。パウダールームの奥には海の眺めに似合うバスルームも。波の音を聞きながら湯舟に浸かるひとときは格別だろう。同フロアにあるゲストルーム2は書斎とウォークインクローゼットを除き、基本的な設備は同じ。ミニ冷蔵庫、ケトル、クローゼットは全ベッドルームとプレイルームに備えられている。またメインベッドルームの奥にあるゲストルーム1にはシャワールームとテレビを完備。

パウダールームのアメニティ
パウダールームのアメニティ
パウダールームのアメニティ
パウダールームのアメニティ
パウダールームのアメニティ

 アメニティは「イソップ(AESOP)のハンドソープ、スキンケア、シャンプー、コンディショナーを用意。ドライヤーは「ダイソン(DYSON)」、ヘアアイロンは「リファ(REFA)」、トゥースペーストはトラベルサイズの「マービス(MARVIS)」、オリジナルの歯ブラシとコームは竹製で、プラスチックごみの削減にもつながるため地球環境にも配慮している。そのほかパジャマは通気性に優れた「NOWHAW」が用意されている。これらのアメニティや家電、衣類もほぼ全拠点で統一されている。

浴槽
洗濯機

 同じく2階、インフィニティプールをシームレスに繋ぐバスルームには浴槽が設けられ、洗面台の下には「ミーレ(MIELE)」のドラム式洗濯?乾燥機が備えつけられている。プールで泳いだ後やサウナ後に、そのまま汗を洗いながすことができる動線に。

プレイルーム
プレイルームに置かれたボール

 プレイルームには床全面にマットが敷かれ、子どもが安心して遊べるつくりに。ゴム製のボールは柔らかく、当たっても痛くないので怪我の心配無用だ。こちらの部屋にもミニ冷蔵庫、クローゼット、テレビ、パウダールーム、シャワールーム、トイレを完備。親子とのふれあいを楽しめる充実のスペースになっている。さらにマットの上に4つエキストラベッドを設置することができる。

ダイニング
スタッフのユニフォーム
ディナー
ディナー

 外はまだ明るいが、早めの夕食をとることに。18時をまわるころ、ネイビーブルーのユニフォーム(ホワイトマウンテニアリングの相澤陽介氏がデザイン)をまとったスタッフがダイニングで準備に取りかかる。本日のディナーは一流ホテルで経験を積んだ、吉武大輔エグゼクティブシェフ監修の沖縄家庭料理だ。石垣島の食材をふんだんに使用したメニューをシェアスタイルで提供してくれる。また料理にあわせた独創的な器は特注でオーダーした作品も多く、食事をしながら感性を刺激されるひとときが過ごせる。まずは石垣マグロから。赤身の旨みが濃厚なのに脂分が少なく、あっさりとした口溶け。アカミーバイ(ハタ科の魚)はアオサとアサリで煮付けており、トマトの風味がほんのり加えられている。

ディナー
ディナー
ディナー
ディナー
ディナー
ディナー

 石垣牛はランプとヒレのたたきで提供。器は佐藤尚理氏の作品だ。薬味は玉ねぎ、スプラウト、茗荷、柚子胡椒で。ゴーヤチャンプルは豚バラと島豆腐で食べやすく、少しの塩味によってさらに食が進む。この器は野口悦士氏の作品。にんじんシリシリ(細く切ることをシリシリという)は沖縄の伝統家庭料理のひとつで、シーチキンと塩胡椒でシンプルな味わいに。ピーナツ和えにしたミミガーは甘さと塩味がほどよく、コリコリしていておつまみにもなる。

ディナー
ディナー
ディナー
ディナー

 石垣島で採れたトウモロコシや車海老の天ぷらも。牛タンは厚みで甘味もしっかり。こちらの器は白石陽一氏作で、石垣の土を採取して制作されたものだ。箸休めにはもずくソーメンと、やや辛みのある島らっきょうの塩漬けがちょうどいい。シメは沖縄のヤンバル鳥を照り焼きにした、チュラ米の炊き込みご飯。デザートはサーターアンダギーで、バターが入っており豊かな風味に。そのほか、沖縄で採れた季節の食材や海と山の幸をバランスよく取り入れた、プライベートシェフによるスペシャルディナーコース(7~12歳の子ども向けにはキッズプレートも可能)や、部屋のテラスで楽しめる「シェフズ プレミアムBBQ」も。いずれのコースも宿泊前にアプリでコンシェルジュにリクエストしておくとスムーズだ。早めの夕食を終えしばし休憩後、日頃の運動不足を解消すべくハウス内1階のプライベートジムへ。

ロッカールーム
シャワー
スイッチ

 真っ白なスロープを2階から1階に下ると、オーナー専用のロッカーとメイドルームが左壁に見える。そのまま奥に進み、扉を開けると男女別のロッカールームに繋がる。男女ともに6つの壁付き棚、洗面台、「グローエ(GROHE)」のシャワー、トイレが完備されている。

ジム
ジム
ジム

 ジムを利用する際は、解除ボタンを押せば手動でドアを開けることができる。安全面を配慮して、子どもが安易に入れないようにするためなのだそう。ジムには人間工学に基づいたイタリア発の「テクノジム(TECHNOGYM)」を導入。ランニングマシーンや重量を変えられるダンベルが揃う。サンドバッグはパンチやキックを打ち込むことで、日頃のストレス解消にも打ってつけだろう。

サウナ
サウナ
サウナ
サウナ
サウナ
サウナ

 ジムで汗を流したらロッカーで水着に着替え、いざサウナへ。ドアを開けるとモダンなシャワールームと檜でできた水風呂が登場。シャワーで汗を流し、サウナ室に入るとサーモウッドの清々しい香りが身体を包み込む。天窓からは2Fのプール傍にある水盤から光がゆらゆらと降り注ぎ、まるで海底にいるようだ。サウナヒーターはフィンランドが誇るサウナ&スパブランド「ハルビア(HARVIA)」を導入している。身体が温まってきたら、ケロホンカをイメージした「オスミア(OSMIA)」のスモーキーなアロマでロウリュを堪能。じんわり汗がにじみ出たらシャワーで清めて水風呂へ。ラストは「スカゲラック(SKAGERAK)」のととのい椅子でで心身をリラックス。背中をしっかりと支えてくれるベッドタイプは好みの角度に調整でき、理想的なととのいへと導いてくれた。

ガウン
パイナップル

 熱った身体を休めるため、ガウンを羽織り再び2階のインフィニティプールへ。こちらのガウンはNOT A HOTELオリジナルで、フードにボリュームがあり立体感をキープ。袖はリブ使用になっており、ダブつきがなくサラっと羽織るだけでスタイリッシュな印象に。メンズ、レディースで各ベッドルームに用意している。サウナあがりは、石垣島のパイナップルでジューシーな水分とエネルギーを補給。「まぁじゅん牧場」のシークワーサーフローズンヨーグルトを添えて。

 石垣島の日没は7月が最も遅く、20時前まで比較的明るい。インフィニティプールからの眺めは周囲を遮るものはなにもなく、夕暮れのマジックアワーから日没まで空と海の変化を楽しむことができる。石垣島ならではの美しいグラデーショをタイムラプスでご覧あれ。

夜景
夜景
夜景

 辺りはすっかりと日が暮れ、ほのかなライトアップでハウスを照らす。中庭から見上げると緩やかな丘陵に佇む建物が、球体のように空と海の間で浮遊しているように見える。そして階段をあがり、上から中庭を見下ろしてみる。あふれる緑のなかに幻想的な円形の光がぼんやりと浮かびあがった。この不思議な空間こそが、藤本壮介氏が表現するもう一つの地球“EARTH”なのかもしれない。プールサイドから再び空を見上げると、より地球の青さが感じられる。ガガーリンの名言を改めて実感した瞬間だった。おやすみなさい。

ダイニング
朝食
朝食
調味料

 翌朝も天気は好調。雲ひとつなく海もおだやかで美しい静止画のようだ。朝食は沖縄そばをセレクト。豚と鰹ベースで出汁が寝起きの身体に優しく染み渡っていく。沖縄豚は5時間煮込まれており、柔らかくジューシーな旨味が広がる。石垣島の特産でも有名な、島とおがらしのコーレーグースやピパーツで味変を楽しむのもオススメだ。ほか朝食メニューとして和朝食、コブサラダ、アサイーボール、フルーツ盛り合わせ、クラブハウスサンドウィッチ等、お好みで選ぶことができる。(予約は前日17時まで)

館内から見た空
スマートフォンでチェックアウトする様子

 チェックアウトの11時まで、のんびり空を見上げていると海の向こうに虹がかかった。青い空と海、そこに浮かびあがる7色のグラデーションに思わず心奪われる。名残惜しい気持ちを抑えながらも遂にチェックアウトの時間に。アプリ内のキー画面で操作し、最後に評価を押して完了。もちろん全てグッドボタンだ。お世話になりました。チェックアウト後、目的地までタクシーを使う場合はアプリ上からコンシェルジュに事前に手配してもらうとスムーズだ。

石垣島でしかできないスペシャルな体験を

 「NOT A HOTEL ISHIGAKI」では、上質な体験を求めるゲストに向けて、NOT A HOTELが石垣島中を巡りキュレーションしたプログラム「EXPERIENCES IN ISHIGAKI」を提供している。島の時間とシンクロするように、サンセットサバニクルーズやシュノーケリング、亜熱帯マングローブ探検、オリジナルの泡盛づくりや酒造見学ツアー、三線のプライベート演奏会など豊富なエクスペリエンスを用意。今回は島の伝統が受け継がれてきた、八重山みんさー織りを体験してみることにした。

みんさー工芸館本店の看板
八重山みんさー織り
みんさー工芸館本店の内部
八重山みんさー織り
八重山みんさー織り

 訪れたのは登野城にある「みんさー工芸館本店」だ。ここでは手織りの体験ができるほか2階には資料展示室を設け、八重山みんさーの歴史に触れることができる。手織の体験コースは制作物の大きさに合わせたA~Dの4種類。今回はBのテーブルセンター制作を体験してみることにした。体験工房内には織り機がズラリと並ぶ。織り機の板を取り、座る定位置を決めたら足元のペダルを踏みながら横糸をシャトルでスライドさせながら差し込む。木製の織り機を手前に引くことで、たて糸とよこ糸が組みあわさり、この工程を何度も繰り返していく。少し目が荒くてもそれが味になり世界でひとつだけの、みんさーが完成するのだ。出来上がったみんさーは無料で配送してくれる。旅の思い出に作ってみては?

みんさー工芸館
住所:沖縄県石垣市登野城909
アクセス:新石垣空港から車で約20分
電話番号:0980-82-3473
営業時間:09:00~18:00

ユーグレナ モール
ユーグレナ モールの内部
石垣牛バーガーの専門店「HEART LAND」
石垣牛バーガー

 せっかく石垣島に訪れたなら、地元ならではのショッピング&グルメも楽しみたい。日本最南端のアーケード商店街と言われる「ユーグレナ モール」は、石垣島の特産品や雑貨などを購入することができる。店が軒を連ねる中、さっそくお土産に石垣島パインをゲット。歩いているうちに小腹が減り、石垣牛バーガーの専門店「HEART LAND」に立ち寄った。パテは程よく脂がのり、チェダーチージューシーとあわさって旨味が口いっぱいに広がる。ここの人気NO.1は、市場限定のダブルパテチーズバーガーだ。2180円でこの食べ応えはお得だろう。

フェリー乗り場
フェリー

 また、このユーグレナ モールからは、石垣港離島ターミナルも程近く歩いていける距離。お隣の竹富島へはフェリーで約15分ほどなので、帰りのフライトまで時間があれば、日帰り観光を楽しんでみるのもオススメだ。

HEART LAND(ユーグレナモール内)
住所:沖縄県石垣市大川208 石垣市公設市場内1F
アクセス:新石垣空港より車で約26分
営業時間:11:00~16:00

 豊かな自然のなかで心を満たし、新たなエネルギーを与えてくれる石垣島。島での楽しみ方は人それぞれだが、「NOT A HOTEL ISHIGAKI」でのステイを通して、土地の魅力を再発見してみてはいかがだろうか。なお2026年4月には瀬戸内海に浮かぶ離島?佐木島に「NOT A HOTEL SETOUCHI」が開業する予定だ。

最終更新日:

■NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH
住所:沖縄県石垣市字宮良120番地92
アクセス:新石垣空港から車で約15分弱
敷地面積:9586平方メートル
屋内面積:975.01平方メートル
総面積:1489.13平方メートル(屋内面積+2階テラス+プール+水盤含む)
中庭面積:2066.07平方メートル
4ベッドルーム
宿泊人数:10名

(撮影:南雲ひかる/FASHIONSNAP)

ファッションエディター/ライター

尾竹めぐみ

Megumi Otake

女性ファッション誌の編集を経て、2012年INFASパブリケーションズに入社。季刊誌「WWD JAPAN マガジン」でエディトリアルを担当。2016年からフリーランスに。国内外のセレブリティインタビューをはじめ、トレンドファッション、ビューティ、ライフスタイルなどのコンテンツで執筆を行うほか、カタログ制作も手掛ける。20年以上に渡り全国各地のサウナを巡り歩き、コラムを執筆するなどプロサウナーとしても活躍中。

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