
Image by: Hiroyuki Ozawa
2025年秋冬パリメンズファッションウィーク期間中の1月22?25日、「プーマ(PUMA)」がブランド史上最大規模の複合イベントをパリ4区のマレ地区で開催した。

スタッフTのバックプリント
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同イベントは、2024年に25年ぶりの復刻を果たしたスニーカー「モストロ(MOSTRO)」の新作のお披露目をメインに、希少なアーカイヴスニーカーの展示やスニーカーのカスタマイズワークショップ、タトゥーとヘアメイクの出張施術、1990?2000年代のユースカルチャーにフォーカスしたインスタレーション、さらにはイタリアの老舗リテーラー「スラム ジャム(SLAM JAM)」と共催したパーティーなどが行われた。
スラム ジャムやジョウンドとのコラボ「モストロ」





「モストロ」を着用する来場者
Image by: Hiroyuki Ozawa
イタリア語で“モンスター”を意味するモストロは、当時プーマのデザイナーだったピーター?シュミット(Peter Schmidt)が、1960年代のスプリントスパイクと1980年代のサーフィンシューズに着想してデザイン。左右非対称のV字型ストラップクロージャーや、アッパーに侵食するスパイクソールといった大胆なシルエットで人気を博し、100万足以上を売り上げた2000年代初頭のプーマを代表するスニーカーだ。




















インラインの「モストロ」の新作
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会場の入り口には、このアイコニックなスパイクソールを模したスペシャルゲートが設置され、これを潜った先の右手が新作のモストロの展示スペースに。来季以降、ミュールタイプや膝上丈のブーツタイプなどのインラインモデルに加え、スラム ジャムやカナダ?モントリオールの「ジョウンド(JJJJound)」、イギリス?ロンドンの「アリーズ(Aries)」といった各国の有力コラボレーターを招いたモデルが発売を控えているという。
名作から珍品まで、「プーマ」のヴィンテージがずらり

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一方左手に広がるのは、「ザ アーカイブ(THE ARCHIVE)」と名付けられた希少なアーカイヴスニーカーの展示スペースだ。このザ アーカイブは、1978年からプーマに在籍する“Mr. PUMA”ことヘルムート?フィッシャー(Helmut Fischer)による監修の下、SNSで新旧のスニーカーのデジタルカタログを展開する「ハートコピー(Hartcopy)」と、インスタグラム上でプーマのヴィンテージなどを販売する「インサイド タグ(inside.tag)」の協力により実現した。























「ザ アーカイブ」の展示の一部
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「キング(King)」や「ターフ(Turf)」など、1998年から約10年続いた「ジル サンダー(JIL SANDER)」とのスニーカーをはじめ、2006年に発表された「アレキサンダー?マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」との「アナトミカル ヴェイン(Anatomical Vein)」から、インダストリアルデザイナーのフィリップ?スタルク(Philippe Starck)とのスリッポンまで、2000年代前後の希少なコラボモデルが数多く展示。それだけでなく、レイ?ホラチェック(Ray Horacek)が地下足袋に着想して生み出した「ミコシ(MIKOSHI)」や、モデル名通り武道家にインスパイアされた「ブドーカ(BUDOKA)」、剣道と胴衣をイメージした「ブジン(BUJIN)」、ジェフ?モコス(Jeff Mokos)が手掛けた甲冑を彷彿とさせるアッパーが特徴的なスリッポン「サトリ(SATORI)」など、日本に馴染み深いインラインモデルも散見。なお会場では、絵柄の代わりに展示スニーカーがプリントされたオリジナルトランプが無料で配付されていた。
ワークショップやインスタレーションなど、日別のイベントを開催














「コールド アーカイヴ」がキュレーションした2日目の様子
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モストロとザ アーカイヴの展示スペースを抜けた先では、人気が高まっている「スピード キャット(SPEED CAT)」の新作やオリジナルモデルの展示に加え、日別のイベントが開催。初日は、アムステルダムを拠点とするフットウェア?デザイン会社「スタジオ ハガル(Studio Hagel)」との共催によるモストロのワークショップが行われ、その後のレセプションパーティーではコラボレーターでもあるラッパーのスケプタ(Skepta)がDJでフロアを沸かす姿も。



































「コールド アーカイヴ」がキュレーションした2日目の様子
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2日目は、世界のサブカルチャーおよびユースカルチャーを紹介するSNSプラットフォーム「コールド アーカイヴ(cold_archive)」がキュレーションを担当。タトゥーにフォーカスした写真や雑誌の展示に加え、タトゥーとヘアメイクの出張施術も行われた。続く3日目と4日目は、ファッションコミュニティ「ユニフォーム ディスプレイ(Uniform Display)」が空間をランウェイショーのバックステージにリメイク。スタイリングやキャスティングなど、ファッションウィークの裏側を体験することができるインスタレーションを披露していた。
来場者の足元スナップ















































来場者の足元スナップ
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数年前から続く「アディダス(adidas)」の「サンバ(Samba)」の人気の煽りを受け、昨今、世界的にロープロファイル(薄底)がトレンドとなっており、来場者の足元の多くはモストロやスピード キャットだった。
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