スリュー 2022年春夏コレクション
Image by: FASHIONSNAP(Ippei Saito)
植木沙織が手掛ける「スリュー(SREU)」が 2022年春夏コレクションをランウェイショー形式で発表した。会場はワールド北青山ビル。5つのブロックに分けられたショー会場で、アーティストのオライビ(OLAibi)の生演奏の中、最新コレクションが披露された。
スリューは、アップサイクルやサステナブルをテーマに掲げ、古着を使用したコレクションを製作しているブランド。前シーズン同会場でのショーが中止となったことや、直接コレクションを見せたいという考えから、ワールド北青山ビルでのフィジカルショーの開催を決めたという。
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会場は5ブロックに分かれており、五角形で形成された4ブロックの中で、モデルはポージングを行った。中央の円で囲まれたブロックでは、アーティストのオライビ(OLAibi)が音楽を演奏。単音から始まり、シンセサイザーや電子パーカッションなどの音を徐々に重ねていき、会場全体を即興で生み出される環境音で包んだ。
ショーでは、古着の「バーバリー(BURBERRY)」のトレンチコートや「リーバイス(Levi's?)」のデニムを解体、他の素材と組み合わせるなどして再構築したアイテムが登場。このほか、「工場さんにお願いして無理やりかけてもらった」というコットン生地にプリーツ加工を施したTシャツやデニムは、ブランドのアイコンにしていきたいデザインだという。
「これまで個体差のない服を作らなきゃと思っていたが、今回は一点物でもいいからしっかりデザインとして見せられるものを作りたかった」と植木が話すように、今回は量産を前提としたものづくりを行わなかったという。一方で量産も課題であるとし、「大手企業が脱量産を目指す動きが出ている中、スリューでは逆に量産をここから目指していけば、大手と同じ到着地点になるのではないか」とディレクターの米田年範は語った。
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