コロナ禍の今、もうすぐやって来る年末年始は帰省や旅行をしないで、自宅で過ごすという人も多いはず。ステイホームだと分かってはいても、楽しみがひとつ減ったような気分は否めないですよね。こんな時だからこそ、気の利いたインテリア小物で家の中だけでも少し楽しくしてみませんか?例年よりもセーブした洋服代、この際ホームインテリアにつぎ込んでみては。
映画やドラマが思い出させてくれた インテリアという自己表現
ADVERTISING
自宅のインテリアと、自分らしさについて。
作家として活躍する主人公ローラの家に置かれていた、USMのモジュラーファニチャー、カルテルやハーベイ?プロバーやアルペールの椅子、フロスやイサム?ノグチの照明器具たちが引き立てる、現代のクリエイティブなニューヨーカーのある種の理想的な暮らしを映したソフィア?コッポラ監督の最新作「オン?ザ?ロック」。
または、チェスの天才少女である主人公ハーモンの成長と成功と自立を、徐々に洗練されていく彼女のファッションに加えて、親譲りの家のインテリアを自ら買い換えることで表現していたNetflixの配信ドラマ「クイーンズ?ギャンビット」。
最近観たこれらの作品がたまたま良作だったのもありますが、ファッションやインテリアで表現されるキャラクターの人となりというのは、時として役者の演技以上に雄弁なものだったりします。ステイホームすべき今だからこそ、ファッションで消化不良となっている自己表現を、インテリアに置き換えて楽しむ時のような気がします。
「ジル サンダー(JIL SANDER)」の服にも通じる、控えめだけど抜群に上品なリネンキャンバスのブランケットは、イタリア製という点にも惹かれます。ソファに掛けるだけで部屋が明るくなりそう。
「ラティティア ジャケトン(L?TITIA JACQUETTON)」によるコンテンポラリーなフラワーベース。硬質な花崗岩にガラスを吹き、そのガラスが自然に形を留めることで生まれる不思議な一体感は見ていて飽きません。
前述したドラマ「クイーンズ?ギャンビット」が題材にしていたチェスしかり、テーブルゲームはインテリア小物としても活躍してくれます。こちらのドミノセットは天然染料で染色されたグレインレザーを使用した変わり種。
クリストファー?ケイン(Christopher Kane)と姉のタミーが手掛けるブランド「モア ジョイ(MORE JOY)」によるドアマット。読んで字の如くですが、なんだかお洒落ですよね。タイポグラフィーにもセンスの良さを感じさせ、家の中の適度なアクセントになります。
まるでトム?フォード監督作品に出てきそうな、ただただ美しく上質なマガジンラック。こちらは高級紳士靴ブランド「ベルルッティ(Berluti)」とオーストリアの工房「カール?オーボック(Carl Aub?ck)」とのコラボアイテム。お手頃価格というわけにはいきませんが、その分インテリア小物としての存在感は抜群です。ベルルッティの代名詞であるヴェネチアレザーのパティーヌを家具として愛でることができる贅沢な一点。
イタリアを拠点に良質なマーブル小物を生み出している「ブロック ストゥディオス(BLOC STUDIOS)」によるアーティスティックな造形が秀逸なフラワーベース。上下逆にしてアレンジ可能だそう。
女性の持つ美しいシェイプにオマージュを捧げた「アニッサ?ケルミッシュ(Anissa Kermiche)」のユニークなキャンドルホルダーは、何よりクリーム、ライトブラウン、グレーの3色セットというのが素敵です。
数あるお洒落な花瓶の中でも、温かみのあるハンドペイントのデザインがあしらわれているものが今の気分。こちらはギリシャの職人によって手作業で製作されているという「テミス?ズィー(Themis Z)」のもの。
ファレル?ウィリアムスがCEOを務める「ビリオネア?ボーイズ?クラブ(BILLIONAIRE BOYS CLUB)」の「スペース カモ」トレイ。さりげなく、だけど雄弁に、あなたの好きなカルチャーを語ってくれます。
「スマイソン(Smythson)」と言えばカードケースやブックカバーなどのレザー小物が定番ですが、あの上品さをそのまま受け継いだトランプも気が利いています。インドアで過ごすことになりそう年末年始のお供に是非。
植物の表皮を忠実にプリントしたテキスタイルのプランターカバー。「コリーナ?ストラーダ(Collina Strada)」と「ベンジャミン?ラングフォード(Benjamin Langford)」 によるコラボ作です。
「サカイ(sacai)」や「キス(Kith)」など人気ブランドとのコラボや別注でもお馴染みの老舗ファブリックブランド「ペンドルトン(PENDLETON)」のブランケット。ビビッドなマルチカラーが定番ですが、この冬はこれくらいニュートラルな配色がちょうど良いです。
ラグジュアリーの象徴「ヴェルサーチェ(VERSACE)」の総柄をあえてバスマットで選ぶという遊び心こそ、ステイホームの今こそ必要なのかもしれません。ブラック×ゴールドの配色はいつ見ても胸が躍ります。
プレート選びはつい実用性重視になりがちですが、たまにはデザイン優先で選んでみるのも良いですよね。こちらは「アルバス ルーメン(ALBUS LUMEN)」のもので、火のシンボルがデザインされています。占星家とのコラボから生まれたというポジティブなエネルギーを運んできてくれそうなアイテム。
今回の選者は...
ワタナベ ヨウスケ
ファッションカルチャー誌でエディターとして働いた後、現在はデジタルコンテンツを中心としたデザインスタジオ「IN FOCUS」に所属。クリエイティブプロデュース、コピーライティング、プロダクション業務など幅広く活動中。
https://www.in-focus.co.jp
※表示価格は全て各サイトにおける販売価格を反映しています。
ADVERTISING
足球即时比分,比分直播
アクセスランキング
「シーイン」「ティームー」...中国発格安ECがベトナムでサービス停止