「ティート トウキョウ」2021年ショー
Image by: FASHIONSNAP
岩田翔と滝澤裕史が手掛ける「ティート トウキョウ(tiit tokyo)」が、江東区青海の東京国際クルーズターミナルでファッションショーを開催した。デビューから10周年の節目であり、コロナ禍を経て、2年ぶりのランウェイショーとなった今回は、新作と過去のアーカイブをミックスし、シーズンを定めない“2021年ショー”として発表。これまでも同ブランドのショーに出演してきた女優の小松菜奈が、モデルとしてランウェイを闊歩した。
日本らしさを「ティート トウキョウ」流に解釈
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ショータイトルは「Wood Message」。草木などの自然の色を使いながら、日本らしさを「ティート トウキョウ」流に解釈して表現したという。それは着物などの分かりやすいジャポニズムではなく、現代に落とし込まれた和モダンの印象。ファーストルックは格子柄のトップスとパンツのセットアップ。柄や色に和の要素がありながらも、ギャザーを寄せたスリーブなどデコラティブな要素を融合している。
「ティート トウキョウ」が次の10年にやりたいこと
モチーフも和を意識。水墨画はあえて白黒で表現せずに、色をつけて新鮮に。ネクタイなどジャカードで表現される織柄もドレスとして取り入れて昇華して見せた。
ショーの後、岩田デザイナーは「過去を振り返るのではなく、前を見て次の10年にやりたいことを考えてこのコレクションを作った。今後もこの(日本的な要素を入れた)アプローチでコレクションを作っていきたいと思う」と語った。
「ティート トウキョウ」2021年ショー
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また会場となった東京国際クルーズターミナルは、昨年9月に新たな首都の玄関口としてオープンし、開業直後には「ルイ?ヴィトン(LOUIS VUITTON)」がヴァージル?アブロー(Virgil Abloh)率いるメンズの21年春夏ショーを行った場所。「東京らしい場所を探し、半年前からここでショーを行うことを決めていたが、ヴァージル(11月に逝去)がショーを開催した地で、開くことができたのは感慨深い」と岩田デザイナーは明かした。
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