Image by: FASHIONSNAP(Kazuki Ono)

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ファッションショーを行うか、ルックブック形式で披露するのか。
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これは、コレクションで表現したい世界観を最大限に伝えるために、多くのブランドが悩む選択だ。ただショーを開くとなると膨大な費用がかかるが、圧倒的な存在感と説得力を持っている。

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ファッションショーの在り方は時代を経て変わり続けている。特にコロナ禍で一時的にショーが開催できなくなったことを契機に、映像での表現が広がり、「ショーはオワコンになる?」という議論も生まれたが、その価値は今も揺るぎない。
音楽に例えるなら、映像がミュージックビデオ(MV)で、ショーはライブコンサートのようなもの。映像が何度でも撮り直せるのに対し、ショーは一度きりの緊張感や高揚感が味わえる。会場選びやモデルキャスティング、ヘア、メイク、スタイリング、音楽、演出、招待状、ケータリング、お土産など、五感を刺激する体験を提供し、観客の記憶に深く刻まれる。もちろん映像が持つ視覚的インパクトも魅力的だ。

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そんな中で、ショー形式によって、その魅力を最大限に引き出されるブランドも多い。ヴィヴィアーノ?スーが手掛ける「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」はまさにその一つだ。
“一目惚れの衝撃”を与えたい

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ヴィヴィアーノは、イタリア語で”一目惚れ”を意味する「Colpo di Fulmine」をテーマに、”雷に打たれたような衝撃”を与えたいという思いで2025年秋冬コレクションショーに臨んだ。
デザイナーのスーは、「ショーを見てくれる人たちが興奮してくれることを期待しています。最近、ファッションショーでそのような感覚が得られにくく、保守的になっていると感じます。コンサートのように、情熱と愛、高揚感を味わってほしい。今季はそういう場を創り出したいと考えました」と語っている。

座席には稲妻に打たれた薔薇が描かれたノートがお土産として置かれていた
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恵比寿ガーデンプレイス内のガーデンホールに大きなディスコボールを設置し、ファッションショーの王道であるステージ台のある1本のランウェイを設置。ブランドが得意とするドラマチックなシルエットや遊び心あるデザインと、真剣に向き合える場が用意されていた。
ドラマチックで遊び心のある服


序盤はツイードのジャケットドレスから始まり、ヴィンテージ風の花柄フリルドレスへと続き、クラシカルでノスタルジックな美しさが、ヴィヴィアーノ流でモダンに解釈されていた。
ブランドのアイコニックなチュール素材には、シャーリングを施し、ミルフィーユのように幾層にもレイヤードすることでファーを思わせるふわふわとした質感を表現。この“チュールファー”をトップスやボトムスに取り入れた秋冬らしい提案が新鮮だ。バラの蕾を模したヘッドピースは、ネコ耳のような効果をもたらし、愛らしさとユニークさが融合している。いずれも華やかで個性が際立つアイテムであるが、ヴィヴィアーノのファンたちが日常に取り入れて着こなす姿が想像できる。
ランウェイを覆う巨大なドレス

Image by: FASHIONSNAP
ショーのハイライトは、ラストに登場した3体の巨大なドレス。ドットと花柄、シルバーの3種類で、優美に膨らんだシルエットが大胆さと遊び心に満ちている。
特にシルバーのドレスは、50メートルものオーガンザを贅沢に使用しており、ランウェイの床を覆うほど大きい。その迫力と同時に緻密な構造設計と繊細な素材によって、軽やかさも感じされる不思議なドレスだ。

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「(人を興奮させるられるような)馬鹿らしいドレスを作りたかった」とデザイナーが笑って説明するこれらのドレスは、今後レッドカーペットや、アーティストのライブ衣装として脚光を浴びる可能性を期待させるもの。ファッションショーが、ブランドの実験的な試みを発信し、新たなクリエイティブな境地を切り拓くための重要な舞台であることを改めて実感した。
ヴィヴィアーノが描く無敵の女性像

デザイナーのヴィヴィアノ?スー
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スーはこのコレクションに「ヴィヴィアーノを着ることで無敵になり、恐れを知らない女性になれること」というヴィジョンを投影しているという。「人々はもっと自由にファッションを楽しむべき。人の意見に縛られず、衝動のままに行動し、自分が好きなものを着てほしい。そうすればハッピーでいられるはず」と続ける。その言葉からは、ファッションが持つ力を信じ、人々を既成概念から解放しようとする情熱が感じられた。

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ドラマチックなショーを見たゲストたちは、終始ハッピーなムードで、日常を離れた特別な高揚感に浸っていた。ファッションショーの醍醐味を存分に味わうことができた一夜だった。
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