FASHIONSNAPの公式オンラインストア「F/STORE」の中から、スタッフが見つけた今欲しいアイテムを毎週紹介します。
ディレクター YA
ようやく今年も夏が来たか！と感じる気候になってきたと思えば、早くもブランドからは24AWのデリバリーの案内が届いたり、25SSの展示会の招待状が届いたり…。つくづくファッション業界って特殊な業界だなと感じる今日この頃。
白Tの奥深さを感じさせてくれる、シーオールのオーバーサイズTシャツ
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数あるファッションアイテムの中でも、白Tほどバリエーション豊富なものはないのではないだろうか？価格やデザイン、ディテール、素材など、要素分解をしたら果たして何種類の白Tが存在するのか興味深い。自分の手持ちだけでも数十種類の白Tがあり、中には最近では着なくなってしまったものがあるにも関わらず、夏が来るたびに、いやもはや季節を問わず新種を見つけるとついつい買ってしまう不思議な魅力がある。男子あるあるの収集欲を刺激する何かが詰まっているんだろう。
今年の夏、我が家のクローゼットに新たに仲間入りを果たそうとしているのが「シーオール（SEEALL）」の白Tだ。そもそも商品名の「ガリバー」ってなんだろうと思い調べたところ、某有名ハンバーグチェーン店が考案した巨大ハンバーグのサイズ名らしい。たしかにこのTシャツも身幅80cmという、商品名も納得の規格外のサイジングである。ただ昨今のオーバーサイズブームの落ち着きをしっかりと汲み、着丈を60cmほどに抑え今っぽいパターンニングで仕上げているあたりは、絶妙な匙加減を得意とするシーオールならでは。また、ブランド定番のシルケット加工を施したやや肉厚なコットン地は、肌にあたる面はさらっとしつつ、シルクのようなしっとりとした光沢感と落ち感を兼ね備えており、アメリカブランドの白Tのような質実剛健さと、ヨーロッパブランドの白Tのような繊細な雰囲気を兼ね備えた、二面性を楽しめる一着だ。こういう白Tを見つけてしまうと、つくづく白Tの奥深さを感じずにはいられない。
一緒に合わせたいSEEALLのボトムスもチェック
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