vol.27 ボーディのガンジーニット＆アンスクリアのパイル地セットアップ

　FASHIONSNAPの公式オンラインストア「F/STORE」の中から、スタッフが見つけた今欲しいアイテムを毎週紹介します。

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現代のフィッシャーマンに贈りたい、ボーディのガンジーニット

ボーディのコットンカシミヤニット — COTTON CASHMERE GUERNSEY（5万9400円）

　ガンジーが着ていたから、というわけではないがその気持ちもわからなくはない異国情緒がガンジーニットの魅力だと思う。英国発祥のフィッシャーマンニットの原点として知られ、アランニットもガンジーニットの派生と聞いた。ヴィンテージものは過酷な環境で働く漁師のために誂えられたという歴史も納得の重量感で、当時の防寒?防水には多大なトレードオフが存在していたという事実を身体で感じることができる。とはいえ、如何せん現代の街で着るにはいささか使い勝手が悪いのが本音だろう。理由はなんと言っても荒々しい素材感と重量。そこで「ボーディ（BODHI）」は、素材にコットンとカシミヤをブレンドしてソフトな着心地と重さの軽減を実現。適度にゆとりを持たせつつも、ガンジーニットが醸し出すフィッシャーマンの佇まいをディテールで表現している。本来なら漁師が暗闇でも着られるように前後対称のデザインだが、こちらはダイヤモンドガゼットは残しつつしっかりと前さがりを採用。残すべきところは残し、変えるべきところは変えるアップデートの見本のような仕上がり。羽織るのも良し、腰に巻くのも良し。都会の寒海というべき冷房の効いた室内に飛び込む現代のフィッシャーマンに贈る心強いニットだと思う。
（編集部員 RM）

＜商品情報＞
COTTON CASHMERE GUERNSEY
カラー：ブラック、サイズ：1、2、価格：5万9400円

パイル地だけど子どもっぽくならない、アンスクリアのTシャツ＆ショーツ

パイル地のTシャツとショートパンツ — Pile Short Sleeve Tee（1万9800円）、Pile Shorts - BORDER -（1万6500円）

　この季節になると週末は海に行く回数も増えるため、白Tに色違いで複数枚所有している某アウトドアブランドの定番ショーツを週替わりで合わせるのがお決まりの週末コーディネートに。動きやすいし、サーフィン後は外で着替えるため濡れていたり砂が残っていたりすることを考えると、変に気を遣わずに済むのでベストな夏服だと自分を納得させてきました。もちろん他の選択肢を探さなかったわけではないですが、例えばルームウェア系のブランドから出ているパイル地のアイテムなどは、チャレンジしたもののどこか残る可愛らしさが自分には合わず…。マンネリ化してきたものの他の選択肢もなく、今年もまた同じような格好で夏を過ごすのかなと思っていたところ、性懲りもなくリベンジをしたくなったのが「アンスクリア（INSCRIRE）」のパイル地のTシャツとショーツ。

　Tシャツとパンツともにワイドシルエットな作りですが、落ち着いた色の組み合わせのボーダー柄、ネック?袖口?裾を黒にすることで全体が締まり子どもっぽさがないのが、パイル地アイテム難民の大人にとっては嬉しい。足元は夏のスタメンである「ハワイアナス（havaianas）」のビーサン一択。カラバリ豊富な中、あえて黒の単色タイプを選び潔くまとめたい気分です。
（スタッフ YA）

＜商品情報＞
Pile Short Sleeve Tee
サイズ：M、L、価格：1万9800円
Pile Shorts - BORDER -
サイズ：M、L、価格：1万6500円

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